筋トレを始めて一定期間経つと、同じトレーニングメニューばかりで飽きてくる、という人も多いと思います。
初心者の頃は、トレーニングメニューをこなすのに必死で「飽きる」なんて感情は出てこないのですが、ある程度慣れてくると「もっと効果的なトレーニングメニューがあるんじゃないか?」とか、「上腕三頭筋に効かせるにはこっちのトレーニングメニューのほうがいいんじゃないか?」と目移りしてくるものです。
またその間、筋トレの知識も増えてくるので、いろいろなトレーニングメニューを知ることが多くなるわけです。新しいトレーニングメニューを知ると試してみたくなるのが、人の性というものですから、あれもやってみたい、これもやってみたいとなってくるんですね。
ただし、ここに落とし穴があるんですね。
この落とし穴に落ちてしまうと、最悪筋トレを止めてしまいかねないので注意が必要です。
筋トレでトレーニングメニューをコロコロ変えるとどんなデメリットがあるのか、逆に同じトレーニングメニューを続けることにどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
こんにちは、50歳からの筋トレパーソナルトレーナー
よういちろう
です。
このブログでは50代の男性のための筋トレ方法、メリット、素晴らしさなどをお伝えします。
あなたの人生がより楽しく、より幸せになるきっかけになれば幸いです。
ということで、今回のテーマは
『筋トレも浮気性はダメ!』
です。
冒頭でもお話しした通り、ある程度筋トレを続けていると筋トレの知識も増えてきて、新しいトレーニングメニューを知ることが多くなります。
新しいトレーニングメニューを知ると、やっぱり試してみたくなりますよね。
ただし、やみくもにいろんなトレーニングメニューを試してみるのはあまりよろしくありません。
恋愛でもそうじゃないですか、たとえば彼女がいるのに、ちょっと気になる女の子が出てきたら飲みに誘ってみたり、また別の気になる女の子がいたら、その子とも飲みに行ったりを繰り返すのは良くありませんよね。
つまり、恋愛でも筋トレでも浮気はダメですよ、ということです。
筋トレの浮気のデメリットとは?
「浮気」というワードを使っている時点でデメリットしかないのは明白なんですけどね。
なぜ浮気はダメなのかと言うと、これは研究結果でも明らかになっているんですが、
毎回のトレーニングで違うトレーニングメニューに替える被験者のデータを見ると、約4割から6割が「筋力が伸びにくい」、「筋肉も成長しにくい」という結果が出ているんです。
言うまでもありませんが、恋愛でもあっちがいい、こっちがいいかも、と目移りしていたら本命の彼女はできませんよね。
筋トレも同じで、これのほうがいいかも、あれのほうがいいかも、とトレーニングメニューをとっかえひっかえやっていたら、「筋肉をつける」という本命にたどり着けないんです。
本命のトレーニングメニュー一筋のメリットとは?
1人の女の子とつき合うにしても、ある程度の期間つき合ってみないとその子との相性なんて分からないじゃないですか。
筋トレも同じなんです。ある程度の期間、2~4週間ほどやってみて、はじめてそのトレーニングメニューで最も効果的な動作を習得することができるんですね。
筋トレをやっている人は分かってもらえると思います。
たとえば、腕立て伏せをトレーニングメニューに取り入れているとします。ここでは、ごくオーソドックスな腕立て伏せとします。
同じフォームで腕立て伏せをやっていたとしても、微妙に変えてみることはやりますよね。手を着く位置をほんの2,3㎝ずらしてみたり、地面に着いている手の向きをほんのちょっと内側に向けたりとかやると思います。
こういったほんの些細な変化を試してみることは大いにアリです。これは浮気ではありません。関係を良くするための工夫ですね。
恋愛で言うと、この子にはあまりひんぱんにLINEしないほうがいいな、とか。食事に行くときはこういうお店にしたほうが喜ぶな、とかそういうことですね。
より良い結果を求めるための工夫とでも言いましょうか。
そういう細かい積み重ねが後々大きな差となって表れるということです。
細かい気配りとでも言いましょうか、恋愛も筋トレもデリケートなんですね。
一途な想いがないと筋肉も応えてくれない、ということです。
まとめ
ここまで筋トレを恋愛に例えてお話ししてきました。書きながら思ったのですが、共通点が多いものですね。なかなかおもしろい考察になったんじゃないでしょうか。
(自画自賛でイヤミな感じがしたら、すいません。)
まあ、とにかくですね、僕も通った道なんですが、筋トレの知識を吸収するのが楽しい時期ってあります。当然、知識だけじゃ物足りなくて実践したくなるんです。そういうもんです。
それはそれで探求心があっていいと思います。ただ、今だから言えるんですけど、得たばっかりの知識ですから、きちんと理解できているのかどうかが問題なんですよね。
上っ面だけ分かったような状態、いわゆる「にわか」ですよね。そんな状態で取り組んでも、なかなか成果って出ないもんです。
「1万時間の法則」って聞いたことありませんか?
マルコム・グラッドウェル氏の著書『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)(原題:Outliers: The Story of Success)によって広められた言葉です。
大きな成功を収めるには1万時間もの練習が必要だという意味です。
まあ、さすがに1万時間とは言いませんが、1つのことに多くの時間を積み重ねることが大事だということですね。これに異論はないです。
ちょっと極端な例えだったかもしれませんが、筋トレにおいても1つのトレーニングメニューをやり込めばやり込むだけ、自分により効果的なやり方が分かってくるものです。
そういう積み重ねが結果に繋がると信じています。
小さな改善は必要です。改善を加えながら積み重ねていくことが自分の望む結果に繋がるのでしょう。
僕もまだ道半ばですから、これからまだまだ積み重ねが必要だと思っています。
筋トレは楽しみながら積み重ねできるところが魅力ですよね。
それでは、また。