家トレで自重トレをやっている人であれば、ほぼ100%やっているであろうメニューが「腕立て伏せ」ではないでしょうか。
ジムでベンチプレスをやるのと同様に「筋トレと言えば」のメニューですよね。
そんな超メジャーなトレーニングメニューである腕立て伏せですが、様々なバリエーションがあります。手を置く位置を広めに取るか、狭く取るかの違いもありますし、つま先か膝をつくかでも負荷が変わりますし、細かく分けるともっと分類できるんですよね。
僕も筋トレを始めて5年ほどになりますが、始めたての頃から腕立て伏せは取り入れています。ただし、現在に至るまでいろんなバリエーションを試してきました。
筋トレも科学ですから、常に最新の情報、研究結果が出てきます。
ちょっと話が逸れますが、筋トレの研究結果、最新情報というのは、かなり極端な変わり方をするときがあるんですよね。
たとえば、腕立て伏せは速動きでやるほうが効果があると言っていたのが、最新の研究結果では速い動きは効果がない、ゆっくりな動きでやった方が効果が出る。というような真逆のことを言ったりするんですよ。「えーっ!」てびっくりするときがあります。
(一応言っておきますが、今言った速い遅いの話はほんとにたとえの話ですからね)
そんな筋トレですから、新しい情報があれば試しちゃうんですよ。今取り入れているやり方よりもっと効果的なら取り入れようと思いますよね。で、自分の体で試すのが一番まちがいありませんし。
僕も自分の体に聞きながら試してきたわけです。一番効果的な方法を探して。
それで今どんな腕立て伏せにたどり着いたかというと、
「プッシュアップバーを使った腕立て伏せ」
です。
今の僕にはこのプッシュアップバーを使った腕立て伏せが一番胸に効きますね。
まだプッシュアップバーを使ったことがないという方や、使ってみたいけどどれを選べばいいかいまいち決めかねている方に向けて、プッシュアップバーの紹介をしていきたいと思います。
こんにちは、50歳からの筋トレパーソナルサポーター
よういちろう
です。
このブログでは、中高年のための充実した健康的な生き方を筋トレパーソナルサポーターの立場からお伝えしていきます。
このブログが、あなたの健康な体、より豊かな人生を作るためのきっかけになれば幸いです。
今回のテーマは
『胸に効く!プッシュアップバーを使った腕立て伏せ』
です。
まずはツールとしてのプッシュアップバーからみていきましょう。細かいところまで分類していくときりがないので、今回は大きく2種類に分けて比較していきたいと思います。
プッシュアップバーの種類
僕の知っている範囲でだいたいこの2種類に分けられると思います。ネットで検索しても大きく分けてこの2種類ですね。
一般的なタイプ A
正式名称が分からないので、「一般的なタイプ」とさせていただきます。
おそらくプッシュアップバーといえば、このタイプをイメージされると思います。
昨今の健康ブーム、筋トレブームのおかげなのか、今ではどこでも買えるようになりました。それこそ100均でも、ホームセンターでも買えますよね。もちろん、Amazonや楽天などの大手通販サイトでも買えます。しかも、けっこう安く売ってます。
ただし、安いものはプラスチック製の軽いものが多いです。体重の軽い女性であれば問題ないかもしれませんが、男性、特に体重が重めの人は安定性に不安を感じるかもしれません。
プッシュアップバーを使ったことがある人は分かると思いますが、腕立て伏せの体勢に入ったときってけっこう不安になりますよね。
プッシュアップバーが倒れて、手首のところから「グキッ!」となるんじゃないか?って考えたりします。それだけ安定性を気にするんです。
できるだけ安定しているもの。さらに言えば、重いものですね。重さは安定性に繋がりますから。
通販の場合、直接触れないので安定性などが分かりづらいというデメリットがありますね。
円盤状の回転するタイプ B
こちらも正式名称が分からないので、円盤タイプと呼びます。
こちらのタイプはそれほど認知されていないかもしれません。ネットでプッシュアップバーと検索してもなかなか出てこないですから。おそらく商品数も少ないんだと思います。
実は僕が今使っているのがこの円盤タイプです。
それでは、このA、B2種類のタイプ、それぞれメリット、デメリットをみていきましょう。
メリット・デメリット
それぞれ項目ごとにメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
①価格
まず気になるのが価格ですね。これはもうタイプAの方が安価です。
タイプAは一般的なので、価格帯もピンキリです。安いものは100均で売られている500円くらいのものから3000円台のものまでいろいろありますね。
一番多い価格帯が1500円前後でしょうか。
一方タイプBは、そんなに種類もなくて、価格は4000円台から6000円台です。
僕が買ったものは4000円台のものでしたが、5000円台のものとほぼ同じ形状だったので、おそらく同じ工場で作られているのかなと思って買いました。
(あくまでも個人の推測です。)
ということで、価格面でメリットがあるのはタイプAです。初めてプッシュアップバーを使ってみようという人とっては、手を出しやすい価格設定になっています。どんなものか試してみたい方はこちらのほうがいいかもしれませんね。
②安定性
プッシュアップバーに対するネガティブな印象というのが、安定性に対する不安感だと思います。
やはり、ほぼ全体重がかかる訳ですから安定性が悪くて、腕立て伏せをの最中に手首がグキッてなったら大ケガしかねませんからね。そういう不安を持つ方も多いんじゃないでしょうか。
で、どちらが安定性が高いのかと言うと、これはもう見たまんまです、タイプBですね。
タイプAもいうほど安定性が悪いということは無いと思います。実際ぼくは100均で買ったプッシュアップバーを使っていた時期もありましたが、一度もグキッてなったことはありませんでした。
ただ、タイプAはプラスチック製の商品が多いんです、軽いんですよ。その軽さから「大丈夫かな?」と不安に思ってしまうところがあると思います。
タイプBは重量感もあるので、形状だけじゃなく、その重みからもさらに安定感を感じますね。
ということで、安定性は圧倒的にタイプBです。
③グリップ(握りやすさ)
普通の腕立て伏せとプッシュアップバーを使った腕立て伏せの一番の違いが、「握る」という動作が加わるということです。
プッシュアップバーのグリップ部によってやりづらさを感じるようだと、せっかくのトレーニング効果が減少しかねません。これは結構大事な部分です。
僕が実際に使ってみた感想なんですが、タイプAは日本人サイズ、タイプBは外国人特に欧米人サイズという印象です。
タイプAは日本人誰にでもフィットするサイズ感なのに対して、タイプBは人を選ぶ感じでしょうか。好みの問題もあるでしょう。
タイプAは、万人受けするサイズ感。タイプBは太い方が力が入りやすいという人にとっては何の問題もないでしょうが、太いグリップはやりづらいという人には不向きかもしれません。
ということで、グリップについては、万人受けするのがタイプA、人を選ぶのがタイプBという感じでしょうか。
④高さ
高さというのは、プッシュアップバーの接地面からグリップの位置までの高さのことです。
これは明白でした。ほぼ同じ高さです。違いは無いと言って差し支えないでしょう。
⑤効果
効果は最も気になるところではないでしょうか?
ただし、これも個人差があるので一概には言えない部分もあります。ですので、ここは僕個人の使ってみた感想で比較させて頂きます。
使ってみた感想
プッシュアップバーを使うメリットというのは、通常の腕立て伏せより腕を深く曲げられるということです。別の言い方で言えば、体を深く沈められるということですね。
つまり、深くすることでより負荷がかけられるんです。プッシュアップバーを使う理由はそれです。
で、そういう意味ではタイプAもタイプBもグリップの高さはほぼ同じなので、負荷のかかり具合は同等です。
ただし、一つだけ大きな違いがあります。それは、回転するかしないかです。タイプAは回転しませんが、タイプBは回転するんです。ここが大きな違いです。
どちらが効くかと言うと、回転するほうが効く感じです。やってみるとよく分かると思いますが、体を上げるときにグリップを内転させながら上げると、胸にものすごく効きますね。
僕はこの効き具合が気に入って、今はタイプBのプッシュアップバーを使っています。
プッシュアップバーを使う効果として、
①体を深く沈めることができ負荷が増大する。
②回転することで更に胸に負荷がかかる。
が挙げられます。
以上のことから、①と②の両方の効果が得られるタイプBのほうがおすすめできるというのが僕が使ってみた感想から言えることですね。
まとめ
ここまでプッシュアップバー2種類の比較をやってきましたが、いかがだったでしょうか。
まだ使ったことが無いのであれば、試しに安価なタイプAから使ってみて、その効果を実感してみるのがいいんじゃないでしょうか?
その効果を実感できて、なおかつ更に効果を高めたいのであれば、タイプBに移行するのもありです。バーベルとかダンベルも徐々に重さを上げていきますよね。腕立て伏せも同じで、重さの代わりに負荷を上げていくわけです。
プッシュアップバーなどの器具は上手く使うことで筋トレの効果を上げられます。
ぜひ積極的に取り入れてみてください。
それでは、また。