「筋トレ」とは何という言葉の略だと思いますか?
おそらく大半の人が「筋肉トレーニング」と答えるんじゃないでしょうか。
筋トレからイメージするのは、ボディビルダーのゴリゴリの筋肉ではないでしょうか。そのため、「筋トレ」=「筋肉トレーニング」という認識になるのかもしれません。
正解はですね、「筋トレ」=「筋力トレーニング」です。
筋力トレーニングですから、ただ単に筋肉をデカくするだけが目的じゃありませんよね。筋力をアップさせるのが目的です。
であれば、ボディビルのように筋肉の見た目を競う競技で筋力アップを図ることにあまり意味は無さそうですよね。
そうなると、筋力をアップすることが手段で、その先に目的があるものですね。たとえば、スポーツですね。たとえばというか、スポーツしかないように思えますね。
格闘技系のスポーツはもちろんですが、相手とぶつかるスポーツ、ラグビーとかアメリカンフットボールもそうでしょう。相手と接触しないスポーツでも筋力は必要です。筋力を必要としないスポーツは無さそうですね。
今、重大なミスに気づいてしまったのですが、筋力アップが必要な目的はスポーツ以外にもありますね。スポーツよりももっと重要な、生きている人間全員にとって必要な目的じゃないでしょうか。
そうですね、間違いありません。僕らは生きている以上、必ず年を取ります。良い言い方で言えば、年齢を重ねます。
ま、言い方を変えたところで同じです。みんな「老いる」ってことです。しかも現代は年々長寿化が進み、かなり長生きできるようになりました。
ということは、老いてからの人生が長いということです。昔であれば「余生」なんて言ってた年齢になっても、まだまだ「現役」でがんばらなきゃいけません。
身体を動かし続けなければならないわけです。身体を動かすためには「筋肉」が必要です。よりスムーズに動かすには「筋力」が必要です。
ということは、ぼくらは老後を快適に生きていくためには、まだまだ筋肉に動いてもらわなきゃならないわけです。
つまり、「快適に生きる=幸せになる」ためには筋力が必要なんです。筋トレが必要なんですね。
こんにちは、50歳からの筋トレサポーターの
よういちろう
です。
このブログでは50代の男性のための筋トレ方法、メリット、素晴らしさなどをお伝えします。
あなたの人生がより楽しく、より幸せになるきっかけになれば幸いです。
ということで、今回のテーマは「筋肉をデカくするだけじゃない筋トレ」です。
なんだかもう終わってしまいそうな話の展開でしたが、まだまだこれからです。
筋トレは、筋肉をデカくするだけのものではなくて、僕らの人生を幸せにするために必要なものだ、と話しました。なんだか壮大な話をしてしまいましたが、真面目な話、身体を動かすために筋トレやる、筋力をつけるということは非常に大事です。
筋トレとは?
この機会に改めて筋トレについて考えてみましょう。
筋トレとは、前述したとおり「筋力トレーニング」の略です。筋力をアップするために筋トレをやるわけです。当然、筋力アップのためには、それに見合った筋肉が必要になるわけですね。
筋力が強い筋肉というのは、大きい筋肉です。筋肉が小さくなると機能が低下しますので、大きいほうがいいわけです。
では、筋肉が大きくなるとはどんな現象なのかというと、主に2つあります。
1つは「筋肉を構成する筋線維そのものが太くなる」ことです。
筋肉を構成する筋線維1本1本の中で「アクチン」と「ミオシン」というタンパク質がたくさん合成されることで筋繊維が太くなり、筋肉が大きくなります。
僕達が定期的なトレーニングを行うと、筋線維の中ではタンパク質を合成する器官である「リボソーム」が増えることにより、アクチン、ミオシンの合成量が増えます。その結果、筋線維そのものが太くなり、筋肉が大きくなるわけです。
2つ目が「筋線維の数が増える」ことによるものです。
筋線維の数を増やすメカニズムについては、新たな筋線維を作り出す元となる細胞(幹細胞)の「サテライト細胞」が重要な役割を果たしています。
サテライト細胞とは、筋線維の外側に付いており、筋肉が傷ついた時に修復し再生する機能を持つ細胞です。
筋肉が傷ついた場合、もしくはトレーニングなどで筋肉に刺激や負荷を与えると、サテライト細胞が細胞分裂を起こします。
そして、増殖した細胞が筋線維に融合したり、新たな筋線維が生み出されることで筋線維全体の数が増え、大きくなるわけです。
筋繊維が太くなる、筋繊維の数が増えるためには、トレーニング、筋トレが必要だということが分かります。
筋肉は、僕たちの身体を支える、手足を動かす、熱を産生するなどの重要な役割を持っています。筋肉の機能を維持する、大きくすることは非常に重要だということですね。
筋力が強くなると
筋トレで筋肉を大きくする事、筋力を強くすることは、今の自分にとっても非常に大事なことですが、10年後、20年後を考えた場合、更に重要度が増します。
というのも、30〜50歳代の中年期にあまり運動をしないで過ごすと、筋肉が急激に減少する可能性があるからです。
筋肉量が多いほど長生きできることもわかってきました。
最近、75〜84歳の高齢者の歩く速さと、10年後の生存率を調べた研究で、筋肉の量が多いほど長生きできることがわかってきたんです。
筋肉が減ることによって、運動機能の低下で歩くのが遅くなるだけでなく、免疫力低下や血糖値の上昇などにつながり、病気にかかりやすくなります。
加齢に伴い筋肉量は減っていきますが、筋肉が減ると、肺炎や感染症、糖尿病などさまざまな病気のリスクも高まります。
つまり、筋力を維持、強くすることで、運動機能の低下を防ぎ、病気にかかりにくくすることができるわけです。
未来の自分のために、今から筋トレを始めて筋力アップしておきましょう。
未来の自分のための筋トレ
「未来の自分」なんて、ちょっとかっこいい表現を使いましたが、要は「老後」です。
年を取った自分のための筋トレということです。
まず体のどこから年を取るかというと、やっぱり「足腰」、下半身なんですね。
ということは、今のうちからやるべき筋トレは、下半身のトレーニングです。あとは体幹ですね。
下半身のトレーニングといえば、「スクワット」です。
このメニューは外せませんね。スクワットはその時々に合わせて強度を調整できるのも特徴です。
回数やセット数だけでなく、膝を曲げる角度を浅くするか、深くするかなどでも強度の調整ができます。
次に見落としがちな「ふくらはぎ」のトレーニング。ふくらはぎのトレーニングについては、こちらの記事で詳しく述べていますので、こちらを参照してください。
あと大事なのが「体幹」ですね。体幹のトレーニングについては、こちらの記事で詳しく述べていますので、こちらを参照してください。
まとめ
筋肉をデカくするだけじゃない筋トレのメリットについてお話ししてきました。
あらためて筋トレの万能ぶりに驚いちゃいますね。
健康面、特に未来(老後)の自分のために絶対やっておくべきですね。
今から筋トレを始めることは、未来の自分への投資ですね。
よく言われていますもんね、投資で一番リターンがあるのは、「自分への投資」だって。
まさに、筋トレはローリスクハイリターンの最高の投資ですね。
やらなきゃ損ですよ。
それでは、また。