僕は常日頃、筋トレの最重要課題は「習慣化」だと言っています。
筋トレは、どれだけ一時的に頑張ったとしても意味がないからです。
たとえば、1日24時間死に物狂いでトレーニングしたとしても、
その後パタッと止めてしまったら効果はありませんよ、ということです。
これもよく聞くたとえですが、
高校球児が1ヶ月間みっちりプロ野球レベルの指導を受けたとしても、
1ヶ月後にプロレベルにはなれないということです。
何年も努力を積み重ねていくことで、徐々にスキルアップしていくんです。
一朝一夕にはいかないということです。
長い期間継続させるために必要なことが、「習慣化」ですね。
筋トレに限らず継続しなければ効果が得られないものは多いですよね。
そのために必要なのが「習慣化」であれば、
習慣化のテクニックを身につけることは、
とてつもなく重要なことだと思いませんか?
ということで、今回は「習慣化」するためのアプローチを
考察していきましょう。
言っときますが、「習慣化」はもちろん「良い習慣」ですよ。
決して悪い習慣を習慣化してはだめですからね。
こんにちは、50歳からの筋トレパーソナルサポーター
よういちろう
です。
このブログでは、中高年のための充実した健康的な生き方を
筋トレパーソナルサポーターの立場からお伝えしていきます。
このブログが、あなたの健康な体、より豊かな人生を作るための
きっかけになれば幸いです。
今回のテーマは
『「習慣化」するためのアプローチ』
です。
「どうやったら「習慣化」が身につくか?」
一番知りたいのはここですよね。
どんな方法があるのか、一つずつ見ていきましょう。
1.習慣化の第一歩は「自分を知る」ことから
まず、耳が痛い話からしなければなりません。
それは日々の習慣に変化を起こそうとしても、
ほとんどの場合は失敗するということです。
人間は変化を嫌う生き物ですから、
そんなに簡単に変化を受け入れられないんです。
これは遺伝子レベル、本能レベルの話ですから、
ある意味どうしようもありません。
変化するのは難しいというのもありますが、
それ以上に、戦略的に考えずに「大きく大胆な目標」だけを設定したり、
画一的な解決策を展開しようとすることが原因のようです。
しかし、自分の行く手を阻む原因を見極め、
その障害に合わせて解決策を講じることで、
習慣化は実現しやすくなります。
たとえば、「ジムに通うこと」を習慣化したい場合で考えましょう。
運動が苦手でジムに行けない人と、
運動は好きなのにジムに行く時間を予定に入れることを忘れてしまう人とでは、
ジムに行くという習慣をを身につける最善の方法は大きく異なります。
そして、解決するためのヒントを科学は提供してくれます。
2.節目は理想的なタイミング
よく、「新年の抱負」という形で、新たな目標を設定することがありますよね。
実はこれ効果があることなんです。
元旦という節目などは、適した瞬間の一つなんですね。
元日には、前の年が終わって新しいことがはじまるような気がします。
新しい年になり、新しい自分なら実現できる、と思うわけです。
それは、すべてが白紙に戻ったような感覚になるからです。
また、この効果は日常の「ささいな節目」も活用できます。
こうした節目となる瞬間は、新しい週や月のはじまり、誕生日や祝日など、
他の新しいサイクルのはじまりにも存在します。
人間は、新たにスタートする際に環境の変化を求めるということです。
節目によって生じたモチベーションを活用できれば、
変化できる可能性が高くなるんですね。
もちろん問題となるのは、
そのモチベーションをどのように活用して、
一定以上の変化を生み出すかということですね。
3.「効果的」より「楽しい」を選択する
変化を起こしたいときに、必要な活動が少し面倒だと、
ほとんどの人がうまくいかないことが分かっています。
「ジムに通うこと」を習慣化したい場合を例に見てみましょう
一般的に、身体を鍛えたいと思った場合、もっとも効果的なトレーニングを探します。
多くの人はこれを最初からやろうとします。
しかし、違うアプローチを取る人も少数いて、
楽しみながら運動に参加する方法を探す人もいます。
この少数派の人ははうまく取り組めることが多いそうです。
「効率的だから続く」のではなく、「楽しいから続く」ということが
実証されたのです。
変化に対する一般的な障害は、経済学で「現在バイアス」と呼ばれるものです。
「現在バイアス」とは、先々得られる報酬よりも、
すぐに得られる満足感を重視する傾向のことです。
そのため、長期的な目標を達成するために、
辛いことを毎日継続するのは非常に困難であり、
なかなかできません。
辛いとすぐに投げ出してしまうんですね。
これは、学校の勉強でも食事でも運動でもすべてに言えることです。
楽しいやり方で目標を追求している人は、
苦しい闘いをしていないので、長く続けることができます。
そういう人には「現在バイアス」は不利に働いていません。
4.アドバイスしあうコミュニティをつくる
何らかの目標を達成しようと奮闘しているとき、
多くの人は「知恵を提供することが一番の助けになる」そうです。
しかし、うまくいかない人の中には、
より良い結果につながる素晴らしい洞察を
たくさん生み出している人が多いという事実があります。
その人たちに欠けているのは、
自信やモチベーション、自分を見つめ直すきっかけ
だけだったということが分かったのです。
アドバイスするために「客観的視点」を得られる、
アドバイスする立場になると、どんなことが起こるかを考えてみましょう。
まず、おそらくもっとも重要なことですが、
知恵を貸してほしいと頼まれると自信につながります。
本物のノウハウと能力があると思われていることが伝わるからです。
第二に、仲間にアドバイスすることで、普段とは違って内省的になり、
同じような立場の人にはどのようなことが有効なのか、
アドバイザーの立場でなければ気にも留めなかった洞察が
得られるようになると考えられます。
最後に、
誰かに変化を促すとき、自分が実践していることをアドバイスしないと
偽善者になった気がします。
また、心理学で「言行一致効果」と呼ばれるように、
自分が他人にしたアドバイスは価値あるアドバイスだと
信じられるようになります。
5.習慣化は柔軟さが鍵
長い間、習慣を身につける最善の方法は、
ルーティン化することだという認識が強かったと思われます。
しかし、ある検証の結果、より習慣化できたのは、
スケジュールを固定するよりも、
スケジュールを自由に変えられる方だったのです。
あまりにもがんじがらめにすると習慣が身につかないことがわかりました。
融通の利かない習慣は、人生の転機が訪れると、すべて崩壊してしまう、
ということです。
言い換えれば、習慣に柔軟性を持たせると長続きしやすくなる、
ということなんですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の考察は僕自身すごく納得のいくものでした。
というのも、自分の経験上、そう思っていましたし、
継続させるために最善の方法を考えたときに、
「柔軟なスケジュールで動く」
というのが最善だという結論に至ったからです。
これは、筋トレのスケジュールを必ず1日おきにやると決めないで、
できないときはしょうがない、1日や2日ずれてもしょうがい、
と初めっから想定していたんです。
僕の実体験からくる考え方は間違いではなかった、
と分かったことが何より嬉しかったですね。
ということは、今のやり方、考え方が間違いではないことが
判明したわけですから、もう言い訳できないということですね。
意外なところで、継続するためのモチベアップが見つかっちゃいました。
これはもうやるしかないですね!
それでは、また。