このブログでも何度かお話しています「姿勢」についてあらためて取り上げてみましょう。
「姿勢」と聞いてパッと浮かぶイメージってどんな姿でしょう?
僕はまっすぐ立っている姿をイメージしますね。あなたはどうですか?
まあ一口に姿勢といってもいろんな姿勢がありますから、立っている姿勢、歩いている姿勢、座っている姿勢いろいろあります。
僕は先日嫁さんに歩いている姿が「じいさんみたいだったよ」と言われてしまいました。
人はどの部分を見て「老けている」「若々しい」と判断するんでしょう?もちろん、男女の差はあると思います。男性であれば〇〇なところとか、女性であれば○○なところとか、ポイントはいくらでもあるでしょう。また、白髪、ハゲといった頭髪による印象も大きいですよね。あとは肌ですね、しわ、シミなんかも老けて見える要素ですね。
今回はそういった要素ではなく、姿勢、動きの面から老けて見えない、若々しく見える要素について考えていきたいと思います。
こんにちは、50歳からの筋トレパーソナルトレーナー
よういちろう
です。
このブログでは、シニアのための充実したセカンドライフの作り方を筋トレパーソナルトレーナーの立場からお伝えしていきます。
このブログが、あなたの健康な体、より豊かな人生を作るためのきっかけになれば幸いです。
今回のテーマは
『姿勢を改善すれば若返る!老け防止若返りの筋トレ!』
です。
本人も気づかないうちに崩れていくのが姿勢ですね。特に50代ともなると顕著になるようです。たちの悪いことに自分ではなかなか気づけないんですよ。たとえば、鏡で自分の立ち姿、姿勢をチェックしてみようと思っても、鏡の前に立つと意識してしまって普段通りの姿じゃなくなってしまいますからね。本来の姿で鏡に写るのは至難の業と言えます。
あとは写真や動画という手もありますが、これらも鏡と一緒でやっぱり意識してしまいます。そうなると自分以外の誰かに見てもらう必要があります。それも家族みたいに気心が知れた人じゃないとダメですね。他人だとつい「よく見られよう」という心理が働いてしまいますからね。
僕はラッキーなことに、(ラッキー?)嫁さんに見られてしまったことで歩く姿勢をチェックしてもらえましたけど、そのシチュエーションも良かったんです。まったく知らない間に見られていましたから。100%意識していないところを見られたんです。
まあ、嫁さんに話を聞いてみると「階段を歩いているときの足元が不安そうな感じだった」ということでしたので、改善すべきところはいくつか分かりました。
それを今回改めてご紹介していきますので、もしあなたも心当たりがあれば改善していきましょう。
視線の先
階段を歩く時に特に顕著になるのが、この「視線の先」ですよね。子供の頃とか若い時はもっと遠くを見ていたはずなんです。それが加齢とともに視線がどんどん足元に近くなってきてしまいます。
これは僕も指摘されてから意識するようにしています。これは意識するだけでも改善できることなので心当たりがある人は早速試してみてください。
こちらの記事にも詳しく書いています。
姿勢を支える筋肉を鍛える
50代を過ぎると自覚症状があるにせよないにせよ一気に崩れ始める日常の姿勢。加齢とともに姿勢の維持に重要な筋肉群の衰えによるところが大きいわけです。
姿勢を支えるために活躍するのは、太ももの前側、お腹、背中、お尻にあり、重力に対抗してバランス良く体を支える「抗重力筋」です。
この抗重力筋を鍛える筋トレは「スクワット」が一番です。筋トレというと上半身のイメージが強いですが、50代を過ぎてシニア世代に向けての筋トレは圧倒的に下半身の筋トレが重要になってきます。下半身と体幹ですね。
そうなると、体を総合的に鍛えられるスクワットが一番ですね。万能な筋トレメニューと言えるんじゃないでしょうか。
スクワットのやり方はこちらを参照ください。
以前書いた体の硬さについて書いた記事も関係性が強いので、こちらも参照ください。
やはり、長時間のパソコン作業で猫背がクセになってしまったり、骨盤の背中側をイスにもたせかけた座り姿勢を長く続けることがかなり悪影響を及ぼすんですね。
加齢していくことで、姿勢は気づかないうちにどんどん悪化していきます。
姿勢の悪化は老け込んだ見た目になるばかりか、腰痛、肩こりなども引き起こす原因となっていきます。善は急げで、早めに改善しましょう。
高齢化が進みシニア世代の人口が増えていきます。シニア世代になったときにこうありたいと思うのが、「若い者には迷惑かけたくない」じゃないでしょうか?
僕は絶対そうなりたくないですし、そうならないようにしようと決めています。迷惑をかけないために最も必要なこと、それは「健康」でいることだと思います。病気にかからない、ケガをしないでいることが一番じゃないかと思うわけです。
「病気は運動や食生活で防げるかもしれないけど、ケガは防ぎようがないんじゃない?避けられないアクシデントってあるんじゃない?」
と思われるかもしれません。そうですね、それはその通りだと思います。
でも、今からならそういったアクシデントを避けるための行動は取れます。高齢者は道で転んだ際のケガが原因で歩けなくなったり、直接的には関係無いような病気にかかったりするもんです。できるだけ道で転ばないようにするための予防策はあります。
そうです、やっぱり「筋トレ」です。
筋肉は、つまずきそうになったときにぐっと踏みとどまるなど素早い身のこなしに関わる「速筋線維」と、持続的に姿勢を保持したり、歩くときなどに働く「遅筋線維」から構成されています。
しかし、加齢の影響によってまず速筋線維が減り、少し遅れて遅筋線維が減っていってしまうんです。ですから、今から筋トレを始めて筋肉を強く太くすることが効果的なんです。
速筋線維が減ってくると素早い動きに対して苦手意識を持ってしまいます。そうすると、日常動作がおっくうになってきます。そして、不活発な生活により姿勢を保持するのに重要な遅筋線維も輪をかけて減少していくという悪循環に陥ってしまうんです。
まとめ
高齢化、シニア世代に向けて準備しなければならないことはたくさんあります。
ただその中でも、体に対する準備は重要度がかなり高いと思われます。健康であることが高齢者にとっての最大の望みなんじゃないでしょうか。
その望みを叶えるためには今から準備をする必要があります。筋トレで筋肉を鍛えることです。筋トレと言っても、そんなにハードにやらなくても全然大丈夫です。
ほんの数回からでも、すぐに始めることが未来の自分に対しての最高のプレゼントになるはずです。
まずはスクワットからがおすすめです。
それでは、また。