このブログではこれまで筋トレをメインにお話ししてきましたが、これから僕と同年代の人、シニア世代を迎える人に向けて「健康」に関する記事も増やしていきたいと考えています。
「楽しみにしてくださいね!」
と、言いたいところなのですが、僕ら世代、50代くらいになると健康に関する話は決して楽しいものばかりではありません。健康は真剣に向き合わなければならない問題となってくるからです。
もちろん、これまでお話ししてきた筋トレも健康に大きく関わるものでありますが、健康となると筋トレだけでは済まないのが現実です。寿命大国である日本ですが、大事なのは健康寿命を延ばすことですからね。そのためには体を内側からも健康な状態にしなくてはなりません。
単純な話ではありませんが、筋トレで体の外側から鍛えて、食事で体の内側から強くする、そんなイメージでしょうか。
ということで、今回は「食事」についてお話ししていきたいと思います。ただし、食事というとかなり広範囲な話になってしまいますので、ターゲットを絞って話していきますね。
体の外側にも大きな影響がある、言いかえると体型に大きな影響を与え、なおかつ体の内側にも影響がある、つまり病気になる危険性も高いものから考えていきましょう。遠回りな言い方をしていますが、シンプルに言うと「肥満体型にもなるし、病気、特に生活習慣病になる危険性が高いもの」この手のものが一番気になりますよね。
ということで、今回は一番気になる「コレステロール」について話していきます。
これは僕ら50代はもちろんそうですが、最近では30代、下手すりゃ20代くらいから気にしている人も多いのではないでしょうか?
健康に気を使うのに早過ぎるなんてことはありませんから、全然大丈夫です。20代であろうと30代であろうと堂々と健康に気を使いましょう。
僕ら50代もこれから来るべきシニア世代を健康に過ごすために真剣に考えなければならない問題ですからね。
こんにちは、50歳からの筋トレパーソナルトレーナー
よういちろう
です。
このブログでは、シニアのための充実したセカンドライフの作り方を筋トレパーソナルトレーナーの立場からお伝えしていきます。
このブログが、あなたの健康な体、より豊かな人生を作るためのきっかけになれば幸いです。
今回のテーマは
『コレステロールの勘違い・間違い⁉ 間違った知識はあなたを危険にさらします』
です。
「コレステロール」と聞くと、体に悪いものと思うんじゃないでしょうか?
肥満の原因、生活習慣病の根源、こんなイメージを持っている人が多いんじゃないでしょうか。
まずはそういった間違った認識、誤解を解いていきましょう。
コレステロールは悪じゃありません!
コレステロール=悪者
こんなイメージを持っているとしたら、その間違ったイメージを正しましょう。
コレステロールすべてが悪いわけではありませんが、悪いコレステロールもある、これが正しい認識ですね。その悪いコレステロールを「LDL-コレステロール」といいます。いわゆる悪玉コレステロールと呼ばれるものです。
健康診断等で数値が高いと問題になるのが、この「LDL-コレステロール」といいます。いわゆる悪玉コレステロールですね。
このイメージが強すぎて、コレステロールは悪いという認識になっているんだと思います。
しかし、コレステロールは体に必須の栄養素なんです。
体のさまざまな機能を調整するホルモンや、カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にするビタミンDの原料であり、全身に37兆個もあるとされる細胞を包んでいる細胞膜を作っているんです
脳の成分としても重要で、成人のコレステロールのおよそ4分の1は脳に集中しているんです。
本来は体に必須の栄養素であるのに、悪いイメージのほうが定着してしまった感が強いコレステロール。40代以上の方なら覚えがあると思うんですけど、子供の頃に「卵は食べ過ぎちゃいけません。2個以上食べちゃダメ!」なんて言われたことありますよね?
こんな根本的な間違いが当たり前のように言われていたんですね。
今ではそんな誤解も解けてきたようです。実際、卵はたくさん食べても大丈夫ということは科学的に証明されています。
というのも、食事から摂ったコレステロールは、血液中のコレステロール値に影響を与えないことがわかっているからです。
卵は糖質がほぼゼロであり、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく含んでいる「完全栄養食品」です。
卵好きの方は2個でも3個でも好きなだけ食べても大丈夫ですよ。
そもそも、食事から摂り入れるコレステロールは、全体の2割ほどでしかありません。このようにコレステロールは重要で欠かせないので、必要量のおよそ8割は、糖質と同じく肝臓で作り出されています。
ですからさきほどの卵の話のように、食事からの摂取量が増えたら、肝臓で作り出される量が抑えられるので、卵を食べすぎても血液中のコレステロール値は増えないのです。
悪玉コレステロール値を下げるには?
コレステロールは決して悪いだけのものではない、ということはご理解いただけたと思います。しかしながら、コレステロールの中には悪い奴もいるんです。
悪玉コレステロール、LDL-コレステロールです。
このLDL-コレステロールはなかなか厄介な奴でして、はじめは自覚症状がほとんど無いのに、ゆくゆくは深刻な不調を招くからなんです。
気がつかぬ間に、蝕まれていってしまうという恐ろしい奴なんですね。
自覚が無いのにある日突然生活が一変してしまうようなことも起こりかねないんです。
そういったことから通称「サイレントキラー」とも呼ばれています。
怖いですねえ、何かあってからでは手遅れですからね。
LDL-コレステロールが高くなる原因は、
「脂っこい食事」(欧米スタイルの食生活)
「運動不足」
などが大きいとされています。
想像通りという感じですけど、これをやるのが難しいようです。
LDL-コレステロールが高くなる人は(病気などによる場合を除いて)、怠惰な生活を送っている人が多いというのは容易に想像がつきます。
そういう人たちが食事制限や運動を続けられるかと言うと、やっぱり難しいと言わざるを得ません。
ましてや、自分1人で始めてもほとんんど成功しないんじゃないでしょうか。食事制限もそうですが、運動や筋トレを継続させるにはコツというかポイントがあります。それを知らずに始めても継続させるのは難しいかもしれません。
一番いいのはそういったコツやポイントを知っている人に教わるのが一番いいです。コーチ、コンサルタントについてもらうことです。
あと、どうしても1人で始める場合は、ベイビーステップですね。目標をかなり低く設定して少しずつクリアしていくやり方ですね。「こんなのできるに決まってるじゃん」って言うくらいのレベルから始めることです。
僕の過去記事でも書いていますので参照してきてください。
あとは、食材で効果があるものとして、ブロッコリーとキャベツがあります。
ブロッコリーは、筋トレ愛好家の必需品と言われるくらいに優秀な食材ですね。タンパク質も豊富ですからね。僕もブロッコリーはほぼ毎日食べてますよ。調理方法が簡単なのもいいですよね、ブロッコリーはほぼゆでるだけですからね。
あとはキャベツですね。これは正直僕も意外でした。キャベツって野菜の中でもひんぱんに食卓に上がるものですよね。サラダだったり、揚げ物の添え物、とんかつには必ずキャベツっていう感じですもんね。キャベツの調理方法はもっと簡単で、生でも良し、茹でても良し、煮ても良し、焼いても良し、とほんと万能ですね。
この2つの野菜の成分がLDL-コレステロールを下げるんです。いろんな食材をもっと探すのもいいですが、あまり数を増やしても無理がくるので、最初はこの2つから始めることをおすすめします。
まとめ
気になるコレステロールについてお話ししました。
コレステロールすべてが悪いわけじゃない、悪いのはLDL-コレステロールだということ。
悪玉のLDL-コレステロールを下げる食材は、ブロッコリーとキャベツ。
卵は好きなだけ食べていいよ、という昔怒られたのは何だったんだ!っていう話。
まとめのまとめという感じで、LDL-コレステロールを下げるには、
①バランスの良い食事
②運動(筋トレ)
この2つが大事ですよ、という話です。
当たり前と言えば当たり前すぎる答えなんですが、普通が一番偉いっていうくらいなんで、この当たり前も意外と難しいんでしょうね。
まあ、一気に最高レベルを目指したりする人も多いんでしょう。コツとしては少しずつ、物足りないくらいから始めるのがいいですよ。
ほんとに一番いいのは誰かに見てもらうことです。コーチ、コンサルタントの類ですね。
僕は経験者なので、その効果は保証します。
それでは、また。