これまで、何かを始めて、それを継続するために必要なことについて考察してきました。
やる気、モチベーション、習慣化について、僕の個人的な見解を含め、科学的なエビデンスについても見てきました。
これらを知り、取り入れることで、かなり継続率は上がることは間違いありません。
科学的エビデンスがあるということは、確率的に多くの人に当てはまるということです。
ですから、それに当てはまる人には、有効だと思われますが、そうでない人には効果が表れにくいとも言えます。
残念ながら、すべての人に有効な方法はありません。100%、絶対ということはあり得ませんからね。
ですから、あらゆる方法について知ることはもちろん、実際に試してみて、自分に合うかどうかを確認する必要があります。
ですから、自分に合っている方法を見つけるためには、あらゆる方法を知っておくことが前提となりますよね。
つまり、そういった知識は多いに越したことはないわけです。
あらゆる知識を知っておくことで、自分にぴったりなやり方を発見できる可能性が高まります。
人間について知るということは、心理学を知ることが重要になってきます。
その中で、新しいことにチャレンジする、それを継続するために必要と思われる心理学用語があります。
今回は、「ホメオスタシス」について考察していきましょう。
こんにちは、50歳からの筋トレパーソナルサポーター
よういちろう
です。
このブログでは、中高年のための充実した健康的な生き方を
筋トレパーソナルサポーターの立場からお伝えしていきます。
このブログが、あなたの健康な体、より豊かな人生を作るための
きっかけになれば幸いです。
今回のテーマは
『ホメオスタシスと心理的影響』
です。
生物学におけるホメオスタシスとは?
まずは、心理学的なホメオスタシスの前に、生物学的なホメオスタシスについてみていきましょう。
こういった知識も知っておいて損はありませんよ。
ホメオスタシスとは、生物が体内環境を一定の状態に保ち続けようとする働きです。
日本語では恒常性とも呼ばれます。
外気温や湿度、運動量など、周囲の環境が変化しても、体温、血圧、血糖値、pH値など、体内の重要な指標を一定範囲内に保つことが重要です。
ホメオスタシスが崩れると、体調不良や病気につながる可能性があります。
ホメオスタシスは、主に以下の3つのシステムによって維持されます。
・神経系:体温調節や血圧調整など、体の状態を感知して、ホルモンの分泌や筋肉の運動などを指令します。
・内分泌系:インスリンやアドレナリンなどのホルモンを分泌し、体の様々な機能を調整します。
・免疫系:細菌やウイルスなどの異物を排除し、感染症を防ぎます。
これらのシステムが連携して働き、体内環境を常に一定の状態に保ちます。
ホメオスタシスの具体的な例としては、以下のようなものがあります。
・体温調節:暑いときは発汗して体温を下げ、寒いときは震えたり体毛を逆立てたりして体温を上げます。
・血圧調整:血圧が下がると、心臓の拍動数を増やしたり血管を収縮させたりして血圧を上げます。
・血糖値調整:血糖値が上がると、インスリンを分泌して血糖値を下げます。血糖値が下がると、グルカゴンを分泌して血糖値を上げます。
ホメオスタシスは、生物にとって非常に重要な機能です。ホメオスタシスがうまく働かなくなると、体調不良や病気につながる可能性があります。
ホメオスタシスが崩れる原因としては、以下のようなものがあります。
・加齢:加齢とともに、ホメオスタシスを維持する機能が低下します。
・ストレス:ストレスは、ホルモンバランスを乱し、ホメオスタシスを崩す可能性があります。
・生活習慣:睡眠不足や偏食、運動不足などの生活習慣は、ホメオスタシスを崩す可能性があります。
・病気:糖尿病や高血圧などの病気は、ホメオスタシスの異常によって引き起こされます。
ホメオスタシスを維持するためには、以下のことに気をつけましょう。
・規則正しい生活習慣:十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動を心がけましょう。
・ストレスの解消:ストレスを溜め込まないように、適度に発散しましょう。
・定期的な健康診断:定期的に健康診断を受け、体の状態をチェックしましょう。
ホメオスタシスは、私たちの健康を守るために重要な役割を果たしています。
日々の生活の中で、ホメオスタシスを意識して、健康的な生活を送りましょう。
心理学におけるホメオスタシスとは?
心理学におけるホメオスタシスとは、現在の心理状態や環境を維持しようとする心理的な働きを指します。
日本語では心理的恒常性とも呼ばれます。
これは、生物学におけるホメオスタシスと同じく、変化を避け、安定を維持しようとする傾向です。
心理的ホメオスタシスには、以下のようなメリットがあります。
・安心感や安定感を得られる:慣れ親しんだ環境や状況にとどまることで、安心感や安定感を得ることができます。
・エネルギーを節約できる:変化にはエネルギーが必要となるため、現状維持を続けることでエネルギーを節約することができます。
・ストレスを軽減できる:変化はストレスの原因となるため、現状維持を続けることでストレスを軽減することができます。
一方、心理的ホメオスタシスには、以下のようなデメリットもあります。
・成長や変化を阻害する:新しいことに挑戦したり、自分を変えたりすることが難しくなります。
・問題を放置してしまう:問題があっても、現状維持を優先するため、問題解決を先延ばしにしてしまうことがあります。
・依存につながる:現状維持に固執しすぎることで、他人や物への依存につながることがあります。
心理的ホメオスタシスを意識することは、自分自身の心理状態や行動を理解する上で重要です。
心理的ホメオスタシスを克服するためには、以下の方法が有効です。
・目標を設定:現状を変えるための具体的な目標を設定することで、モチベーションを高めることができます。
・小さな一歩を踏み出す:いきなり大きな変化を起こすのではなく、小さな一歩から始めることで、心理的な負担を軽減することができます。
・周囲の人に相談:周囲の人にアドバイスや協力を求めることで、客観的な視点を得ることができます。
まとめ
ホメオスタシスについて知識として知っておくことで、挫折したときに乗り切るきっかけになると思います。
僕も挫折しそうになったとき、そういうことが頭をよぎったときに、この知識が乗り切るヒントになりました。
間違いなく知識によって救われる機会というのはやってきます。
心理的ホメオスタシスは、僕たちの生活に様々な影響を与えます。
メリットとデメリットを理解した上で、上手にコントロールすることが大切です。
それでは、また。