何か始めてはみたものの、途中で挫折した経験は誰しもあると思います。
「あの時は意志が弱かった」
と、自分の意志が弱かったことが挫折した原因だと思っていませんか?
何かやろうとして継続できるかどうかは意志の力だと思っている人が多いと思います。
本当に意志の力が弱かったことが原因なのでしょうか?
継続できた人は意志の力だけで継続できたのでしょうか?
日本人は特にこういう話になると、精神論を持ち出しがちですよね。
「根性」だとか、「気合い」だとか、昭和の時代の精神論はまさにこんな感じでしたよね。
昭和のスポーツは、指導者、学校の部活だったら監督ですね。その指導者が強制的にやらせていたんです。本人の意志なんか二の次です。
意志の力以前の話ですね。無理やりと言っていい指導でやらせていたんです。そこに選手の意志なんか恐らくなかったと思います。
昭和の頃のスポーツの指導方法の根幹は、軍隊でしょう。上官の命令は絶対という世界。逆らうことはもちろん、意見を言うことすら許されない世界です。
そんな世界を踏襲して、昭和のスポーツ、部活の指導がなされていたんだと思います。
ちょっと角度を変えて見てみましょう。
絶対的な権力のもと、強制的にやらせる。これはこれで、選手たちはやらざるを得ないわけですよね。逃げることもできない。そのチームを卒業するまではどんなに理不尽なことがあっても続けるしかないわけです。
いい悪いはともかくとして、継続する、しないだけで見れば、継続するんです。継続させられる方法の一つだと言えると思います。
話を現代に戻しましょう。
僕らが何かをやろうとしたときに、あの頃のような絶対的な強制力というのは、もうありません。
そんな指導者はいませんから。ましてや、50も過ぎてそんな指導受けたくないですよね。
ほんとは、ちゃんとした指導者に指導してもらうのが一番です。スポーツでも、ビジネスでも、パソコンのスキルでも、もちろん筋トレもです。
ただ、ほとんどの人がとりあえずって感じで、自分1人で始めると思います。そして、いろんなところで間違いを犯して、止めていっちゃうんです。続かないんですね。
ぶっちゃけ言うと、筋トレはいろいろとメニューにこだわったりしたところで、続かなければまったく意味がありません。
たとえば、世界トップクラスのトレーナーがパーソナルトレーナーとして、あなたに合ったメニューを考えたとします。世界に一つだけのあなたのためのメニューです。
あなたはがんばってこのメニューに取り組みました。そりゃそうですよね、世界トップクラスのメニューなんですから。
1ヶ月経過したところで、あなたは急にやる気を無くしてしまって、止めてしまいました。
かたや、普通の腕立て伏せと腹筋、スクワット。この3種目だけを各10回やる。いたって普通、超シンプルなメニューです。これを1年間続けた人がいました。
さあ、どちらが1年後にいい筋肉をまとった身体になっていたでしょうか。
そうです。超シンプルメニューの彼のほうです。
どんなに素晴らしいメニューでも、続けなければまったく意味が無いんです。
筋トレはとにかく続けてナンボなんです。
こんにちは、50歳からの筋トレパーソナルトレーナー
よういちろう
です。
このブログでは50代の男性のための筋トレ方法、メリット、素晴らしさなどをお伝えします。
あなたの人生がより楽しく、より幸せになるきっかけになれば幸いです。
ということで、今回のテーマは「筋トレを習慣化する」です。
筋トレを継続させるにはどうしたらいいのかをお話ししていきます。
ただし、何度も言いますが、何かを新しく始めるときにはコーチやコンサルをつけるのが一番です。
つまり、誰かに教わるということです。
筋トレはもちろん、他の何かすべてにおいてそれは言えます。
なぜかというと、あなたが1人で始めたとして、絶対にぶつかる壁があります。その壁が出てくることを知っているんです。
ですから、その壁に対する対処法も分かっていますし、攻略法も事前に教えてくれます。壁にぶつかって立ち往生することもなく、スムーズに進められるわけです。
それがどれだけ効率的かは理解できると思います。
だって、世界の超一流プレイヤーでさえコーチをつけていますからね。あのタイガーウッズでさえコーチを雇っていましたから。まず間違いありません。
とはいうものの、1人で始める人の方が多いことも分かっていますので、今回は1人で始めても継続できるようにするにはどうしたらいいかを考えていきましょう。
筋トレは継続してナンボ
さきほども例を出して話しましたが、筋トレはとにかく継続することが最優先事項です。
たとえ、腕立て伏せ1回からのスタートだとしてもです。
人間の体はよくできているというか、便利じゃないというか、短期間だけの運動では体の変化は定着しないようにできています。
とにかく継続することなんですね。
ただ、この継続するっていうのが至難の業なんですよね。継続することで自分の理想に近づくってことが頭では理解してるはずなのに、続かなんですね。
人間は楽したい生き物なんですね。
何か新しいことを始めるってことは、楽ではないですからね。そんなことをやるより、ごろごろしながらスマホでも見てるほうがよっぽど楽なんですよ。
そんな生き物である人間がですよ、わざわざしんどい思いをして、新しいことを続けるなんてほんとに大変なことなんですよ。
脳が止めさせよう止めさせようとしてくるのも分かりますよね。
「そうだよなあ、道理で俺も続かないわけだよなあ。」
で終わっちゃいけません。
よーく考えてみてください。
何かを成し遂げた人達は、あきらめずにやり続けた、やり遂げた人達です。
夢や目標を叶えたければ、やる続ける、やり遂げることしかないんです。
「でも、そういう人たちは特別なんじゃないの?」
「俺なんか自慢じゃないけど、ごくごく普通の一般人なんだから・・・」
なんて思っていませんか?
何かを成し遂げた人たちが特別な訳じゃありません。成功者と言われているだけです。
みんながみんな超人的な意志の強さがあったわけじゃないと思います。
あなたにだって絶対にできる事なんです。
意志の強さや精神論じゃなくて、根性や気合いでもなくてです。
今の時代、科学で解明できないことは無いと言っていいほど進歩しています。
人間の行動、思考についてもそれが言える訳です。
ですから、人間の行動、思考の一つである「継続させる」についても方法があるんです。
個人の能力差に関係なく、みんな一律にできるようになることがあるんです。
それが、「習慣化」です。
継続 → 習慣化
そもそも習慣化とは何なんでしょうか。
習慣化とは、同じ状況のもとで繰り返し行われた行動がやがて定着し、(意志とは関係なく)自動化されて行われることです。
文中にある(意志とは関係なく)といところが非常に重要な部分です。
僕たちは日常生活をほぼ習慣で生きていると言っても過言ではありません。
習慣については様々な研究がなされていて、その研究結果によると日常生活の50%から90何%が習慣で出来ていると言われています。
例えば、夜、歯を磨くこともそうです。
洗面台の前で歯を磨く際に、右手で歯ブラシをこのくらいの力加減で持って、その際、親指と人差し指の力の度合いはそれぞれこのくらいで・・・・・
なんて考えませんよね。
ほぼ何も考えずに、歯磨き粉を歯ブラシに適量のせて歯を磨き始めますよね。
これはもう習慣以外の何物でもありません。
朝起きてから寝るまでの間何をやっているか考えてみると、ほぼほぼ習慣だということが分かると思います。
僕らの生活のほとんどが習慣でできているということは、人生は習慣でできているということですよね。
「人は習慣によって作られる、優れた結果は一時的な行動ではなく、習慣から生まれる」という言葉があります。
古代ギリシャの哲学者 アリストテレスの名言です
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
心理学者ウイリアム・ジェイムズの名言です。
このように習慣が人生を変えるということは、時代を超えて言われてきたことなんですね。
「習慣」について話し出すと、こうなっちゃうんですね。簡単には語れないんです。
伝えようと思うと、どうしてもこれだけは言わなくちゃいけないというものがとても多いんです。
ここから、具体的に「筋トレの習慣化」について話していきたいのですが、まだまだ簡単には終われそうにありません。とても重要な話ですから。
とうことで、初の2話連続になってしまいます。
続きは次回の記事で詳しくお話ししますね。
大事な話ですから、簡潔に終わらせるわけにはいきませんので。
次回(明日)をお楽しみに。
それでは、また。