家トレ、自重トレの代表的なメニューの一つが、「腕立て伏せ(プッシュアップ)」です。
筋トレでもやるか、と言って始めるときに必ずやるのが腕立て伏せですよね。もう、絶対と言っていいほどです。
基本中の基本、メジャー中のメジャー、自重トレの王様、キングと言っても過言ではないですよね。
もちろん、自重トレ派の僕の筋トレメニューの一つです。腕立て伏せだけは、筋トレを始めたときから今までずっとメインのメニューです。
腕立て伏せって、子供の頃からやったことがあるなじみ深い筋トレですよね。誰でもできる簡単な筋トレというイメージが強いかもしれません。
ところがですね、腕立て伏せって奥が深いんですよ、本当に。僕はずっと4年近く筋トレ、腕立て伏せをやっていますが、いまだに新しい発見があります。
動き自体はシンプルなんですよ。
腕を曲げて身体を上げ下げするだけですから、シンプルなもんです。
ところがですね、やってみると分かるんですが、ちょっと変えるだけで効き方が全然違ってくるんですよ。
たとえば、手を置く位置、置いた手の角度、肘の向き、呼吸、上げ下げのスピード、などなど。
ほんと細かいところを変えるだけで、全然違ってくるんです。
で、これだけ奥深いメジャーなメニューですから、それ専用のツールもあります。
それが、「プッシュアップバー」なんですね。
で、このプッシュアップバーですが、大きく分けて2つのタイプがあります。
僕もプッシュアップバーは取り入れているツールです。そしてその2つとも使った経験があります。
ということで、まだプッシュアップバーを使ったことがない、というあなたのためにこの2種類を徹底比較していきたいと思います。
こんにちは、50歳からの筋トレパーソナルトレーナー
よういちろう
です。
このブログでは50代の男性のための筋トレ方法、メリット、素晴らしさなどをお伝えします。
あなたの人生がより楽しく、より幸せになるきっかけになれば幸いです。
ということで、今回のテーマは
「初心者のためのプッシュアップバー徹底比較」
です。
プッシュアップバーですが、細かいところまで分類していくときりがないので、今回は大きく2種類に分けて比較していきたいと思います。
それでは、プッシュアップバー2種類早速みていきましょう。
プッシュアップバーの種類
プッシュアップバー2種類あると言ったものの、正確な名称が分からないので画像にナンバーをつけて、そのナンバーで区別しましょう。
タイプA:よく見る一般的なプッシュアップバー
プッシュアップバーと聞いて頭に浮かぶのはこちらのタイプじゃないでしょうか?
アマゾンでも、ホームセンターでも、100均でも売ってたりします。こちらのタイプも細かい部分はメーカーによって違っていますが、シルエット的には大体同じだと言えます。
タイプB:円形のプッシュアップバー(回転式)
ネットでプッシュアップバーと検索しても、なかなか出てこない代物です。僕もYouTubeでこのタイプを使っているのを見て知ったくらいです。
タイプAとの一番の違いは、やはりシルエットでしょうか。上から見ると完全な円形になっていて、回転するようになっています。
(もちろん回転するのには意味があります。後ほど説明しますね。)
メリット・デメリット
それぞれ項目ごとにメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
①価格
まず一番気になると思われる価格ですが、これはもうズバリタイプAの方が安価です。
タイプAは一般的なので、価格帯もピンキリです。安いものは100均で売られている500円くらいのものから3000円台のものまでいろいろあります。
一番多い価格帯が1500円前後でしょうか。
一方タイプAは、そんなに種類もなくて、価格は4000円台から6000円台です。
僕が買ったのは4000円台のものでしたが、5000円台のものとほぼ同じ形状だったので、おそらく同じ工場で作られているのかなと思って買いました。
(あくまでも個人の推測です。)
ということで、価格面ではタイプAです。初めてプッシュアップバーを使ってみようという人とっては、手を出しやすい価格設定になっています。
②安定性
プッシュアップバーに対するネガティブな印象というのが、「安定性は問題無いのか?」だと思います。
やはり、ほぼ全体重がかかる訳ですから、安定性が悪くて腕立て伏せをの最中にグキッてプッシュアップバーが倒れたりしたら大ケガしかねません。
そういう不安を持っている人も多いようです。
で、どちらが安定性が高いのかと言うと、これはもう見たまんまです、タイプBですね。
タイプAもいうほど安定性が悪いということは無いと思います。実際ぼくは100均で買ったプッシュアップバーを使っていた時期もありましたが、一度もグキッてなったことはありませんでした。
ただ、タイプAはプラスチック製の商品が多いんです、軽いんです。その軽さから「大丈夫か?」と不安に思ってしまうところがあると思います。
タイプBは重量感もあるので、形状だけじゃなく、その重みからもさらに安定感を感じますね。
ということで、安定性は圧倒的にタイプBです。
③グリップ(握りやすさ)
普通の腕立て伏せとプッシュアップバーを使った腕立て伏せの違いの一つが、「握る」という動作が加わるということです。
プッシュアップバーのグリップ部によってやりづらさを感じるようだと、せっかくのトレーニング効果が減少しかねません。これは結構大事な部分です。
僕が実際に使ってみた感想なんですが、タイプAは日本人サイズ、タイプBは外国人特に欧米人サイズという印象です。
タイプAは日本人には誰でもフィットするサイズ感なのに対して、タイプBは人を選ぶ感じでしょうか。
好みの問題もあるでしょう。
タイプAは、万人受けするサイズ感。
タイプBは太い方が力が入りやすいという人にとっては何の問題もないでしょうが、太いグリップはやりづらいという人には不向きかもしれません。
ということで、グリップについては、万人受けするのがタイプA、人を選ぶのがタイプBという感じでしょうか。
④高さ
高さというのは、プッシュアップバーの接地面からグリップの位置までの高さのことです。
これは明白でした。ほぼ同じ高さです。違いは無いと言って差し支えないでしょう。
⑤効果
効果も気になるところです。ただし、これも個人差があるので一概には言えない部分もあります。
ですので、ここは僕個人の使ってみた感想で比較させて頂きます。
使ってみた感想
プッシュアップバーを使うメリットというのは、通常の腕立て伏せより腕を深く曲げられるということです。
別の言い方で言えば、体を深く沈められるということですね。
つまり、深くすることでより負荷がかけられるんです。プッシュアップバーを使う理由はそれです。
で、そういう意味ではタイプAもタイプBもグリップの高さはほぼ同じなので、負荷のかかり具合は同等です。
ただし、一つだけ大きな違いがあります。それは、回転するかしないかです。タイプAは回転しませんが、タイプBは回転するんです。ここが大きな違いです。
どちらがいいかと言うと、回転するほうがいいです。やってみるとよく分かると思いますが、体を上げるときにグリップを内転させながら上げると、胸にものすごく効くんです。
僕はこの効き具合が気に入って今でもタイプBのプッシュアップバーを使っています。
プッシュアップバーを使う効果として、
①体を深く沈めることができ負荷が増大する。
②回転することで更に胸に負荷がかかる。
が挙げられます。
そうなると、①と②の両方の効果が得られるタイプBのほうがおすすめできるということですね。
まとめ
ここまでプッシュアップバー2種類の比較をやってきましたが、いかがだったでしょうか。
まだ使ったことが無いのであれば、試しに安価なタイプAから使ってみて、その効果を実感してみるのがいいんじゃないでしょうか。
その効果を実感できて、なおかつ更に効果を高めたいのであれば、タイプBに移行するのもありです。
バーベルとかダンベルも徐々に重さを上げていきますよね。腕立て伏せも同じで、重さの代わりに負荷を上げていくわけです。
筋トレの効果を上げられるので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
それでは、また。