やってみなきゃわからない!

第1章:はじめに
「タイガープッシュアップ」って知ってます?
まあ「プッシュアップ」ってついているので、腕立て伏せの一種なんじゃないか、というのは分かると思うんですけど。
あまり聞いたことが無いというか、ほぼ初めて聞いたという方の方が多いと思います。
僕もネットで見かけて、「タイガープッシュアップ?なんだ?」ってなって、食い気味にその記事を読んだんです。
「まだ知らない腕立て伏せがあったんだ」って感じですよ。
割と自分的にはネットなどで一通りいろんな自重トレを見てきたので、知っている方だと思っていたんです。
それがまだ知らないのがあるなんて、「おもしろそうじゃん、やってみよう!」と思ったわけです。
で、やり方を一通り見てみて、そんなに難しい感じではなくて、わりとシンプルなんです。
やり方はですよ。
「手の位置はこんな感じで、足はこうすればいいんだな、よしやってみよう。」
「あれ?」
「あれれ?」
「できない・・・」
これがね、できないんですよ。
実際にやってみるとノーマルの腕立て伏せとはまるで違う負荷のかかり方で、体のどこに力を入れればいいのかが掴めないんです。
初めてのことだからできない、っていうのと、もう一つは負荷が大きいことで「一回」やるのに相当の力が必要なんです。
なんて言うんですかね、ベンチプレスで言うなら、60kgの重さでやっていたのを、いきなり100kgに変えられたような感じなんですよ。
そのくらいの変化を感じました。
「ある程度はできるだろう」なんて甘く考えていたのですが、まったくダメでしたね。
もうね、上腕三頭筋がプルプル震えるくらいの負荷で、ギリ1回できるかどうかです。
きちんと深く曲げてを1回とするなら、0回ですね。
自分の頭の中のイメージと実際にやってみるのとでは全然違うということを改めて思い知らされました。
第2章:タイガープッシュアップとは?

ここで一度「タイガープッシュアップ」という種目を詳しく見ていきましょう。
タイガープッシュアップは、プッシュアップと着く通り腕立て伏せのバリエーションの一つです。
ただ、そんなにフォームが特別違うというわけではありません。
ノーマルの腕立て伏せと違うのは、「足の位置」です。

通常足の位置は、手と同じく「床」ですよね。
まあ本当はトレーニングマットを敷いていますけど、ここでは「床」で統一しますね。
足をどこに置くのか?というと、「床」ではなくて「壁」なんです。
壁に足を押し付けて、手は床に置いてフォームをキープして、腕立て伏せを行うわけです。
どうです?イメージ分かります?
手の位置よりも足の位置を高くして行う腕立て伏せに「デクラインプッシュアップ」があります。
デクラインプッシュアップの場合は、足を椅子などの台に乗せるんです。
「台に足を乗せる」のが、デクラインプッシュアップ。
「壁に足を押し付ける」のが、タイガープッシュアップ。
違いをカンタンに説明すると、こんな感じです。
明らかにタイガープッシュアップのほうが、しんどいということが分かってもらえると思います。
どうでしょうか?
文章と図で見てもしんどそうなのが分かると思います。
でもですね、実際にやってみると想像以上にしんどいことが分かりますよ。
頭で理解出来ていても、その通りに体が動くかどうかは別問題なんですね。
頭が考えすぎて逆に体が動かないという感覚なんですよね。
第3章:以前もあった「できなかった」経験
僕は以前も同じような体験をしたことがあります。
それは、「ナロープッシュアップ(ダイヤモンドプッシュアップ)」に挑戦したときです。
ちなみに、ナロープッシュアップとは、手幅を狭くして行う腕立て伏せのことです。
通常は肩幅よりも少し広めに手をつきますが、ナローはほぼ両手をくっつけるくらいの位置に置いて行うんです。

このときも、最初は1回もできませんでした。
確かにノーマルの腕立て伏せよりも負荷がかかるのがナローなんですが、負荷の問題というよりは体の使い方が分からないからできない、そんな感覚でした。
そうなんです、「感覚」が掴めないんです。
筋力の問題というよりも、体全体の動かし方が分からないという感じですかね。
そこで、どうしたかと言うと、まずは負荷の軽い「膝つき」から始めました。
膝つきのナロープッシュアップから始めて、とにかく感覚を体で覚えようという作戦です。
体の構造的に動かせないわけではないので、「感覚さえ掴めればイケる」と考えたんです。
そこそこ腕立て伏せはやってきたという自負があったのに、1回もできなかったんです。
でも、できないわけがないという気持ちもありましたから。
「膝つき→感覚をつかむ→足をついての通常フォーム」というステップです。
膝つきである程度感覚が掴めてきたなという頃に、通常のフォームでやってみたんです。
そしたら、できたんですよ。
筋力の問題も少しはあるかもしれませんが、それよりも感覚なんだなと思いましたね。
頭で理解してその指令を体の各部位に出す、というのは逆に難しいんです。
各部位を同時に動かさなくちゃいけませんから、「ここはこんな感じで力を入れて、こっちはこのくらいの力加減で・・」なんてやるのはムリなんです。
やっぱり、実際にやってみて「感覚を掴む」ことが大事なんです。
第4章:「やってみなきゃわからない」は、筋トレだけじゃない
この「やってみなきゃわからない」っていうのは、何も筋トレに限った話では無いと思うんですよ。
いろんなことに当てはまると思うんですね。
仕事、知識、スキルの習得など全般に通じるんじゃないかと思いますね。
僕はポッドキャストもやっているんですけど、最初は全然声が出ませんでしたから(笑)
いやもうホントに笑っちゃうくらいでしたからね。
もっと言うと、録音した自分の声を聞くのって嫌じゃないですか?
「これが俺の声?俺ってこんな声じゃないよ」って言いたくなるくらい違和感を感じましたから。
さらに声が出てないんです。
声を張れていない、ボソボソって喋っている感じになっちゃうんです。
今でもそんなに声は張れていないかもしれませんが、最初の頃に比べればだいぶマシになったんじゃないかと思います。
僕の場合はポッドキャストでしたけど、あなたも同じような経験があるんじゃないでしょうか?
今はネットはもちろん、AIがありますからね、なんでも知識として手に入りますから。
だからこそ、「理解したつもりになる」という罠にハマっちゃうんでしょうね。
理解したもりでいても、実際にやってみないと分からないんですよね。
自分の頭で理解したイメージに近づけるには何回もやってみるしかないんですよね。
要は、場数を踏んでいくしかないということです。
できないもんはしょうがないんです。
できるようになればいい、ただそれだけなんですね。
続けていれば必ず成長しますから、自分の理想にどんどん近づいていくんです。
その成長過程を楽しめばいいんですよ。
第5章:まとめ
やってみないと分からないことが発見できたら、「ラッキー」と思うくらいでいいと思うんです。
特に僕ら50代くらいのおじさんは、年齢的に「できない」ということにものすごく拒絶反応を示すことが多くなります。
できなくて当然なんですよ、だってやったことがないんですから。
できないことがあったら、できるようになるまでやる、場数を踏めばいいだけです。
僕も今回「タイガープッシュアップ」という「できないこと」を見つけました。
これから、できるようになるまで挑戦していきます。
あなたもぜひ何かできないことに挑戦してみませんか?
それでは、また!