ふと「筋トレにもセンスってあるのかな?」と考えてしまいました。
考えてしまった以上、何かしら答えを出さずにはいられません。
僕は昔ラグビーをやっていたのですが、やっぱりいましたよ、「センスあるなあー」って奴。
センスあるっていうのは、ただ足が速いだとか、すげーパワー、とかとは違うんですよね。
なんて言うんでしょうか、「あれはマネできないな」っていうのが近いかもしれません。
いや、「ああいう動きができたらいいな」のほうがニュアンスとしては近いかな。
で、そういうセンスがある奴って僕の持論では、「力の抜き方」が上手い奴だと思うんですよ。
これはラグビーに限らずですね。
ほんとにセンス抜群の奴って、「力の抜き方が上手い」、「力みが無い」っていうふうに見えてました。
待てよ・・力の抜き方が上手いっていうのは、筋トレと逆行してるんじゃないの?
自分の中で矛盾を感じてしまいました。
筋トレの効果はセンスで差が出るのか?余計に興味が湧いてきました。
こんにちは、50歳からの筋トレサポーターの
よういちろう
です。
このブログでは50代の男性のための筋トレ方法、メリット、素晴らしさなどをお伝えします。
あなたの人生がより楽しく、より幸せになるきっかけになれば幸いです。
ということで、今回のテーマは「筋トレにセンスって必要?」です。
さきほど感じた矛盾がどう決着を迎えるのか、楽しみになってきました。
これは一つずつ確認していくしかないですね。
スポーツのセンスって何だろう?
そもそもスポーツで言うところの「センス」って何なんでしょう。
「あの選手はセンス抜群だ」とか「あのプレーはセンス良かった」とか言いますよね。
じゃあ、ここで言ってるセンスってなんなの?ってことなんですけど。
前段でも言った通り、僕の持論では力の抜き方が上手い選手、プレーだと思うんですよ。
別な言い方をすれば、「強引じゃない」っていう表現になりますかね。
たとえば、野球選手で人並外れたパワーの選手がいるとします。この選手はボールに当てるのがそんなに上手いわけではないのですが、芯を外してもパワーでホームランにしてしまうんです。
どうです?この選手のことを「センスあるなあ」って思います?
思わないですよね。「スゲー」とは思ってもセンスあるとは思わないはずです。
つまり、センスっていうのはパワーじゃなくてテクニックよりになると思うんです。
しかし、同じテクニックを使える選手ってたくさんいる中でも、そのタイミングとかが他と違うと思うんです。
それは身体能力とは別ものだと思います。
同じ技を使えたとしても、レベルが違うというか・・
なかなか「これ」って言えないのがもどかしいですが、なんとなく分かってもらえますかね。
うまく伝わってればいいんですけど。
もうちょっと説明しますね、たとえばプロの世界でも「天才」って言われる選手っているじゃないですか?
抜群のスキル、テクニックを持ってる選手、同じプロでもマネできないようなテクニックを持ってる選手ですね。
サッカーで言えば、小野伸二選手とかがそうじゃないでしょうか。
まあ僕はサッカーは素人なのでよくわかりませんが、彼のトラップとかリフティングとか見てると、「うまいなあー」「スゲーな」とかの感想は出てくるんです。
ただそのテクニックが凄すぎて、「センスあるなあ」って感想が出てこないんですよね。
あくまでも僕個人の感想です。
うーん、まだ上手く伝えられていないような・・・
「テクニック+一瞬の判断力」これどうですか?
なんとなく伝わりませんか。
僕が思うスポーツのセンスは、こんな感じですね。
でもですよ・・・
これ筋トレにはほぼ必要ないものですね・・・
筋トレにおけるセンスとは?
さあ、やっと筋トレに戻ってきました。
さきほどですねえ、センスっていうのは「テクニック+一瞬の判断力」じゃないかと、自画自賛したくなるような結論を導き出したわけです。
でも、テクニックも一瞬の判断力も筋トレには必要ないと思います。
ということは、そもそも論として「筋トレ」ってスポーツなのか?って話にもなっちゃうじゃないですか?
あえて言わせてもらえれば、「筋トレ」はスポーツです。ボディビルとかフィジークとかパワーリフティングとか専門の種目があるスポーツですね。
これは妥当かどうか自信はあまりありませんが、サッカー、野球、バスケット、ラグビーこれって全部球技ですよね。
筋トレって球技と同じ意味合いじゃないかと。
ということは、やっぱり筋トレはスポーツなんです。
「じゃあ筋トレのセンスってどんなの?」
と聞かれちゃうと即答が難しいんですが。
人体の構造って基本みんな同じですし、筋肉のつき方は遺伝子レベルの話ですし・・・
筋トレのメニューも今は科学的根拠に基づいたメニューになっていますから、どこの部位を鍛えるかでほとんど同じメニューをこなすことになります。
もちろん、重量やレップス、頻度は個人差ありますけどね。
あの人はセンスあるから一週間であの身体になったとか、あの人はセンスないから1年かかった。
とかは無いわけです。
みんな、かける時間によって筋肉が大きくなるかはそれほど差は無いわけですよ。
ちゃんと時間をかける、つまり継続する、これができれば筋肉は大きくなるわけです。
お、なんか答えが見えてきましたね。
筋トレで「センス」っていうものがあるとしたら、それは「継続する力」または「努力」って言ってもいいかもしれません。
「天才」がいたとしても、こと筋トレにおいては凡人と同じことをやらなければ結果が出ないということです。
人体は、一瞬だけどんなに素晴らしいトレーニングをしたとしても、それを継続しないことには効果が出ないようにできているんですね。
そういう意味では、誰にでも平等に成果(結果)が出せるスポーツと言っていいんじゃないでしょうか。
まとめ
「センス」とか「天才」って言葉を聞くと思い出すのが、イチロー選手の名言です。
努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。
努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。
人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。
筋トレは、センスとか関係なく誰にでも平等に結果を出せるスポーツだと確信できました。
ただし、継続することが必要です。
継続することを「努力」と呼んでもいいと思いますが、筋トレを好きになって楽しめれば、それはもう努力とすら感じないんじゃないでしょうか。
筋トレを楽しんで、いつの間にか継続出来ているっていうのが一番ですね。
せっかくですから、楽しんでやりましょう。
それでは、また。