「疲れが取れないのは努力不足じゃない。50代からのパフォーマンスを上げる『回復力』という考え方」

- 第1章:はじめに
- 第2章:そもそも「回復力」とは何か
- 第3章:現代人が回復しきれない理由──睡眠不足という構造的問題
- 第4章:睡眠時間より大切な「リズム」──起床時間を固定するだけでいい
- 第5章:まとめ
第1章:はじめに

50代ともなると、これまでよりも明らかに疲れを感じることが多くなったと思いませんか?
僕もそう感じました、って言うか、感じています。
なんだか疲れてるんですよ。
以前は「あ~疲れた!」なんて口出したりしても、実際はそんなに疲れを感じているわけじゃなかったんです。
言ってみただけ、みたいな感じだったんですけどね。
最近「なんで?」って思うくらい疲れを感じるときがあります。
「なんで、今俺は疲れてんの?」
って感じなんですよね。
特に疲れるような肉体労働をしたわけでもないし、普段の倍の時間パソコンで作業したわけでもないのに、なんで?
「おかしいよななあ?筋トレやってるから筋力もついたはずだし、体力だってついてるはずなんだけど・・・」
「睡眠時間はいつも通りだし、極端な睡眠不足ってわけでもないし・・・」
「???」って感じなんですよね。
で、「もしかして・・・」と、心当たりがあるものが浮かんだんです。
「疲れた」んじゃなくて、「疲れがとれていない」んじゃないかと・・・
つまり回復できていないんじゃないかと考えたわけです。
第2章:そもそも「回復力」とは何か

回復できていないということは、回復力が下がったのではないかと思ったわけです。
「回復力」、説明するまでもないかもしれませんが、一応説明しますね。
回復力=下がった状態を基のレベルに戻す力
と定義しましょう。
人間の体も脳も常に一定のレベルにある訳じゃ無いですよね。
朝起きてすぐと、一日の仕事終わりで同じな訳ないですからね。
疲れれば落ちる、必ず落ちる、そういうもんです。
逆に言うと、上がることなんてまず無いですよね、下がることは毎日ありますけど・・
これが現実、リアルですよね。
しかし、下がったまんまでいいというものでもありません。
「下がったから仕事できません」なんて言えないですからね。
「下がったからもう歩けない」なんて言える訳ないんですよ。
ということはですよ、下がった状態は元に戻さないといけないんです。
元に戻せてはじめて本来のパフォーマンスを発揮できるわけです。
特に筋トレとか運動している人にとっては少なからずショックだと思います。
僕自身も筋トレを6年もやってるのに、「どういうこと?俺って体力ないのかなあ?」って思っちゃいましたからね。
「筋力はそこそこついたと思うんだけど、体力はまだまだなのかなあ?」
なんて考えちゃいました。
「体力がつけば回復力も上がるはずだよなあ?」
って普通思いますよね。
僕もそう思いました。
ただ、ひとつ考えが浮かんだんですが、
「回復力じゃなくて、回復のさせ方、方法がよくないのかもしれない・・だったら、回復の方法について考えた方が、答えに近づくんじゃないか!」
と。
第3章:現代人が回復しきれない理由──睡眠不足という構造的問題

「なぜ回復できていないのか」
「回復」といえば、やはり真っ先に思いつくのが「睡眠」です。
筋トレでもトレーニング、食事、睡眠、この3本柱で筋肉が成長すると言われています。
やはり、回復の鍵は睡眠にあると考えるのが間違いないところでしょう。
そう考えると、確かに現代人は睡眠が慢性的に不足していると言われています。
よく睡眠時間は7時間とか、8時間必要だとか言われていますがどうでしょうか?
今この時代に働き盛りと言われる50代の男性で毎日8時間睡眠時間を確保している人がどれだけいるでしょう。
たとえば、都内の会社に勤めている人が8時間の睡眠時間を確保しようと思ったら、どんな生活サイクルになるかシミュレーションしてみましょう。
会社の始業時間は9時とします。
都心の会社であれば、通勤時間はドアツードアで1時間以上はかかると思います。
30分というのはごくごく少数でしょうから、ここは1時間としましょう。
1時間でも短い方だとは思いますが。
出社を9時ちょうどというわけにもいかないでしょうから、8時45分に会社に着くとしましょう。
その場合、家を出るのが7時45分です。
朝起きて朝食を食べたり支度するのに45分としますか、かなり短いとは思いますが・・
そうすると起床は7時です。
8時間の睡眠時間を確保しようとするならば、前日の23時には就寝しなければなりません。
では、帰宅時間は何時ころになるでしょう?
就業時間は18時としましょうか。
ただ、定時の18時ちょうどに会社を出るのも難しいでしょうから、なんだかんだで19時に会社を出ると想定しましょう。
そこから1時間、20時に家に着きます。
お風呂や夕食で1時間じゃきついですから、1時間30分とします。
この時点で21時30分。
おそらくなんやかんやで22時と見た方が良さそうですよね。
22時、就寝まであと1時間です。
この後、歯を磨いたり、トイレだって行くでしょう。
そうすると残り30分。
スマホなんか触ってたらあっという間です。
本を読む時間にしては短すぎるかもしれません。
ましてや、テレビなんか見てたらあっという間です。
パソコンを開いて何かするにしても短すぎます。
どうでしょうか?
都内の会社勤めの人が8時間睡眠を確保するのがどれほど難しいか、ご理解いただけましたでしょうか。
現実はもっと条件は厳しいと思います。
もっと自由な時間は少ないはずです。
この時点で多くの人が回復するための十分な睡眠時間が確保できていないという現実が浮き彫りになりました。
僕らは時間的には確実に睡眠不足です。
睡眠不足=回復しきれていない状態=本来のパフォーマンスが発揮できていない、そういった構造になっていると言わざるを得ないですよね。
そりゃあ疲れますよね。
回復しきれていないわけですから。
じゃあどうしたらいいのか?
現実的に考えると、時間で睡眠の質を上げることは難しそうです。
では、何で睡眠の質を上げられるのかを考えるべきですね。
確かに、最近テレビのCMとか、ネットのCMでは枕やマットレスなどの安眠グッズをよく見かけますもんね。
CMを打つということは需要があるということですから、多くの人が現状の睡眠に満足していないということなのでしょう。
時間以外の要素で睡眠の質を上げたい、疲れから回復したいと言う欲求に応えるために安眠グッズが次から次に世に出てくるというのは、理にかなっていると言えそうです。
第4章:睡眠時間より大切な「リズム」──起床時間を固定するだけでいい

安眠グッズに頼るのも一つの手ではありますが、もっと根本的な対策は無いものでしょうか?
本来は睡眠時間をしっかり確保したいところですが、現実的に厳しい状況です。
個人差もありますし、一概に8時間が正解とも言えません。
実は時間以外にあるんです。
嗣明の質を上げる方法、回復を図る方法、疲れを残さない方法があるんです。
それはですね、「リズム」です。
特に起床時間の一定化です。
「何時に寝るか」は意外と難しいですけど、「何時に起きるか」は固定しやすいんです。
起床時間を一定にすることが、全体の生活リズムを整える起点になるわけです。
特に僕らにとっては意外とハマる方法なんです。
50代・60代は自然と早起きになる傾向がありますから、それが自然と「いいリズム」の土台になっているんです。
よく聞きませんか?
50代、60代のおじさんたちが「5時には目が覚めちゃんだよ。毎朝時代劇を見てるんだよ。」なんて言ってるのを。
これ、僕も50代になってやっと分かりました。
ホントにそうなんです、何時に寝ようが、目覚ましをかけてるわけでもないのに、毎日5時には目が覚めるんです。
夜中におしっこで目が覚める、あの感覚では無いんです。
もう、パッチリ目が覚めるんですね。
50代、60代はそういう意味では、良いリズムの睡眠を取っていると言えますね。
確かに、5時に目が覚めたからと言って、1日中眠いってことは無いんですよ。
不思議と。
これが、自分にとって良いリズムになってるんでしょうね。
この良いリズムを習慣化することで、質の高い睡眠を確保して、回復することが一番現実的なんじゃないでしょうか?
なんだか5時に目が覚めるのはジジイになったみたいで、弱みと取っていた節もありましたが、これは決して弱みでは無くて強みと言っていいものです。
第5章:まとめ

回復力とは「元のレベルに戻す力」であり、パフォーマンスの土台になるものです。
そして、回復の主役は睡眠であり、カギは時間より「リズム」にある考えることで、「できない、難しい」から脱却できるということ。
まず取り組むべきは起床時間の固定というシンプルな一歩ですから、誰でもすぐに取り組めます。
毎日のリセットをしっかり繰り返すことが、長期的なパフォーマンス維持につながることを意識することが大切です。
僕ら50代がすでに経験している「5時の目覚め」は、「嫌でも目が覚める」から「固定の5時起き」に置き換えることで、睡眠のリズムの固定につながるんです。
もうすでに日々行われていることですから、難しいもへったくれも無いわけです。
今やっていることの解釈を変えてあげるだけでいい、毎日同じリズムで生活していると認識するだけでも大きく変わりますよ。
それでは、また!