筋トレって動作そのものは意外とシンプルなものです。
腕立て伏せ、腹筋（シットアップ）、スクワットどれもすぐに頭の中に動きの映像が浮かぶと思います。
しかしですね、一見シンプルに見えるこれらの種目ですが、実際はかなり細かい部分で様々な違いがあります。
例えば、腕立て伏せの場合、手を置く位置、手の向き、体を上げ下げするスピード、顔の向き、目線はどこに置くかなどなど、数え上げればキリがないほどです。
「あなたに合っている腕立て伏せはこれです。」って言える正解を出すことはほぼ不可能です。
個人差がありますから、（年齢、体格、経験値、目標とする体型など）万人に効果がある１つの型というものは存在しないんですね。
あなたに合った腕立て伏せは、あなた自身で見つけるしかありません。自分で自分に合った型（スタイル）を確立することです。
その型（スタイル）を追求し模索することで、筋トレの質はどんどん上がっていきますから、ぜひこだわりを持って自分の型（スタイル）を見つけてください。
こんにちは、５０歳からの筋トレサポーターの
よういちろう
です。
このブログでは５０代の男性のための筋トレ方法、メリット、素晴らしさなどをお伝えします。
あなたの人生がより楽しく、より幸せになるきっかけになれば幸いです。
ということで、今回のテーマは「筋トレのこだわり」です。
自分の型を確立するのはそう簡単ではありません。
いきなりネガティブな発言になってしまいましたが、難しいとか大変という意味ではないんです。
安心してくださいね。
ここで言っている「簡単ではない」というのは、すぐにできるものではなく、それなりに時間がかかるものだということです。
もっと言うと、「確立」という言葉を使っていますが、実際は確立させることは不可能だと僕は思っています。
筋トレを続けている限り、日々成長、進化し続けるわけです。ということは、自分の型もそれに合わせて変わっていくはずなんです。
永遠に確立することは無いと言えます。
ただ、その時その時に最も効果的な型っていうものは持っておきたいものです。
どこにこだわるか？
その種目の型、スタイル、フォームいろんな呼び方があるかと思いますが、要はどの部位を狙ったトレーニングがしたいかですよね。
おそらくあなたも筋トレを始めるまでは、自分のどこが弱いのか、どこが強いのかは分からないと思います。
筋トレを始めて、少しずつ筋肉がついてきて初めて「ここの筋肉のつき方が弱い」とか「ここは思ったより大きくなってるな」とかが分かってくるんじゃないかと思います。
で、そういうことが少しずつ分かってきて、自分が目指す体型と比較してみて「ここを重点的に鍛えたいな」、「ここに効かせるにはどうしたらいいんだろう」と考えるようになると思います。
ここまできたら占めたものです。
あなたはもう立派なトレーニーです。
僕のこだわり 腕立て伏せの場合
具体的に腕立て伏せで考えてみましょう。
腕立て伏せをやる人に「どこを鍛えたいのですか？」と聞いたとします。ほとんどの人が「胸、大胸筋あるいは腕」と答えるのではないでしょうか。
しかしですね、一口に「胸」と言っても色々あるわけです。胸の上部、中部、下部さらに内側、外側といろいろです。
あなたがどこに狙いを定めるかで変わってきますよね。
大胸筋上部からいきましょう。
よく言われるのが、大胸筋上部にはインクラインがいいということです。ちなみにインクラインとは、簡単に言うと体に対して斜め上に腕を上下させる動きのトレーニングです。
ただ、研究結果によっては大胸筋上部に対して、インクラインも普通に体に対して直角に腕を上下させる動きも効果はほとんど変わらないという結果も出ています。
僕も一時期インクラインを取り入れていましたが、今は普通の腕立て伏せに戻しています。
ここでいう「普通の」とは、体と腕の動きの角度のみで普通と言っています。
大胸筋上部と中部はそれほどフォームにこだわらなくてもいいんじゃないかと思いますね。
大胸筋下部については、体に対して斜め下に腕を動かすフォーム、下部に効かせるのはこのフォームがよく紹介されています。
あとは外側、内側があります。
個人的には外側に効かせるのは回転するタイプのプッシュアップバーを使った腕立て伏せで、体を上げるときに手を内側に捻るようにして上げるやり方。これが外側に効く感じがします。
内側に効くと感じたのは、ダイヤモンドと言われる手をほぼくっつけてやる腕立て伏せですね。両手の親指と人差し指をそれぞれくっつけて三角形を作ってやる腕立て伏せですね。
これを気持ち上体を反らしながらやるんです。これが内側に効いてる感じがしました。
いろいろ試行錯誤した結果ですが、あくまでも今現在の僕のこだわりです。
始めたばかりの頃や自分の型を模索中の方は、無理にこだわる必要はありません。
基本をしっかり押さえてノーマルの腕立て伏せをしっかりこなす方を優先してください。
基本というのは、背筋をしっかり伸ばして胸をはった状態でやること。体を下げるときに息を吸って、上げるときに息を吐くとかですね。
こういった基礎はしっかり押さえて、必ず自分のものにしておいてください。
まとめ
ここまで「こだわり」についてお話ししてきました。
ただ、誰かのマネしてもあなたにとっての「こだわり」にはなりません。あなたに合った「型」はあなた自身で見つけるしかありません。
自分で自分に合った型、スタイルを確立することが大事です。
そして、その型、スタイルを確立するのに必要なのが「こだわり」です。
この部位をもっと強くしたい、弱点のこの部位を強くするにはどんなやり方が効果的なんだろう、など日々いろんなことを考え、模索していく。
そうして、それが「こだわり」になっていきます。
「こだわり」が更にあなたを成長させてくれます。間違いありません。
それでは、また。
