
やらなきゃいけないのになかなか進まないことってよくありますよね。
ほんとにやらなきゃいけないって頭では分かっているのに体が動いてくれない、行動に移せないんですよね。
で、そんなときに出てくるのが「モチベーション上がらないから全然ダメ」みたいなセリフですよね。
まるで、自分が悪いんじゃないモチベーションが上がらないのがいけないんだ、みたいに使われています。
どう思います?
だいたいモチベーションっていつ頃から使われるようになったんですかね。
僕の記憶では少なくとも僕が学生の頃、40年くらい前ですかね、その頃は使われていなかったと思うんですよね。
ですから、その頃は「やれ!」と言われればやるしかなかったんです。選択肢はありませんでした、答えは一択です、「やる」しかないんです。
そんな時代だったと思います。
言い訳しようがないんです、「やらないのはやらないお前が悪い」って言われて終わりですよ。
まあ、僕は学生時代ラグビーをやっていたんです。いわゆる体育会系のラグビー部です。
今と違って気合いだ、根性だ、の時代です。先輩後輩の上下関係は絶対でしたから。
もうですね、理不尽のオンパレードです。どう考えたっておかしいのに先輩の言うことには「NO」と言えないんです。絶対にです。
今の時代から考えるとアホみたいな話なんですけどね。でも逆らえないんです、逆らったりしたら自分だけの話で済まないんですよ。全体責任で1年生全員の責任になっちゃうんです。
責任って何?って聞かれると困るんですけど・・・
あまり具体的に言えるようなことじゃないので伏せときます。
話を戻しましょう、そうモチベーションですね。
モチベーションって言葉を使うときって、自分にとってあまりよろしくないときじゃないですか?
さっきも言った通り、言い訳に使われることがほとんどですね。
じゃあですね、逆にモチベーションが上がれば何だってできるんでしょうか?
そもそもモチベーション、モチベーションっていうけど、モチベーションって何?
答えられます?
即答できる人は少ないと思います。
モチベーションを言い訳にすることなく行動に移せるようになるために、ここでモチベーションについて学ぶのもありだと思います。
それも中途半端にではなく科学的見地から学ぶ方が、よりモチベーションについて理解が深まることは間違いないでしょう。
今回は、脳科学と心理学的視点からモチベーションについて学んでいきましょう。
1. 脳科学的視点からのモチベーション

● 基本的定義
脳科学におけるモチベーションとは、「特定の目標や行動に対する行動エネルギーや意欲を生み出す脳のメカニズム」と定義されます。
脳科学の基本定義は一般的なモチベーションの認識と合致していると言えますね。
● 主な神経回路・脳部位
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報酬系(ドーパミン神経系)
モチベーションの中核をなすのが、ドーパミン神経系(報酬系)です。
具体的には腹側被蓋野(VTA)→側坐核(NAcc)→前頭前野を中心とする回路です。-
腹側被蓋野(VTA): ドーパミンを分泌する中枢。
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側坐核(NAcc): 報酬予測・期待感・「やる気」に関与。
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前頭前野: 目標設定や計画、意志決定を司る。
- セロトニン、ノルアドレナリン系
気分や覚醒度を調整し、持続的な行動や情動の安定に関わる。
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かなり専門的で難しいですけども、ドーパミンと関係が深いと言うのは納得ですね。
● ドーパミンと「期待」「予測」
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報酬予測誤差
ドーパミンは「期待していた報酬が得られた/得られなかった時」に多く分泌されます。
これにより、「もう一度やってみたい」「次はもっと…」という動機づけが生まれます。 -
目標達成や進歩の快感
小さな達成や進歩でもドーパミンが分泌されるため、段階的なゴール設定やフィードバックがモチベーション維持に有効です。
ドーパミンの分泌がモチベーションに有効に働くというのは納得ですね。
次に心理学的視点からみていきましょう。
脳科学的視点も非常に興味深かったので、心理学的視点からのモチベーションも興味津々ですね。
2. 心理学的視点からのモチベーション

● 定義
心理学においてモチベーションは、「目標指向的な行動を駆り立てる内的プロセス」と定義されます。
なんだか分かったような分からないような定義ですね。
● 主な理論・分類
1. 動因低減理論(Drive Reduction Theory)
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空腹や渇きなど生理的欲求が動機となり、行動を促す(ホメオスタシスの維持)。
2. 報酬(強化)理論
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外的な報酬(ご褒美)や罰によって行動が強化または抑制される。
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オペラント条件づけ(スキナー)
3. 自己決定理論(Self-Determination Theory, SDT)
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モチベーションには内発的動機付け(自分がやりたい・楽しい)と外発的動機付け(報酬・評価・罰など)がある。
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内発的動機づけの方が持続性が高く、創造性や幸福感にも寄与する。
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SDTは「自律性・有能感・関係性」という3つの心理的欲求が満たされることで高いモチベーションが発揮されるとする。
4. 期待価値理論(Expectancy-Value Theory)
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「やればできそう(期待)」×「価値がある(価値)」の積でモチベーションが決まる。
ここにきてやっと理解できる表現が出てきました(笑)
心理学は難解ですが、この期待価値理論は分かりやすいですね。
5. 目標設定理論
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具体的でチャレンジングな目標設定がモチベーションを高める。
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フィードバックや進捗確認が重要。
3. 脳科学と心理学の統合的な理解

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心理的報酬(達成感・承認・楽しさ)は脳の報酬系を活性化させる
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逆に「ストレス・失敗・無力感」は扁桃体や前帯状皮質が働き、ドーパミン系の抑制や動機の低下につながる。
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「やりがい」や「意味づけ」のある行動は前頭前野を強く活性化させ、自己調整力・持続力が高まる。
4. まとめ
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モチベーションは脳内の報酬系(主にドーパミン回路)と心理的欲求や期待感が相互に作用して生まれる。
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内発的動機付けを高めるには「達成感・意味づけ・自律性」が重要。
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脳科学的にも小さな達成や進歩を自覚できる環境を作ることが、やる気の維持・向上に繋がります。
脳科学的にも心理学的にもかなり難しく定義されてる感じです。
僕だけがそう感じているだけで、普通なのかもしれませんけど・・・
こういった知識を知ることも大事だと思いますね。
ただ僕はあらためてやっぱりとにかく行動することが大事だと思いました。
まずは少しでもいいからとりあえずやるだけやってみようで、行動してみる。
これが一番いいと思います。
行動すること、やり始めることで初めてモチベーションが上がるということです。
更に言えば、モチベーションのことなんて考えずに動くことですね。
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それではまた。