「『もう無理』の先に成功がある。筋トレが教えてくれた限界突破の法則」

- 第1章:はじめに――「もう無理」と思った経験、あなたにもあるはず
- 第2章:小学生の僕が逆上がりで学んだこと――失敗の先にしか「できる」はない
- 第3章:筋トレが教えてくれる「限界の正体」――「もう無理」はゴールじゃなくてスタートラインだ
- 第4章:筋トレのメンタルは仕事にも人生にも効く――「無意識に超えられる人」になるということ
- 第5章:まとめ――「あと1回」が、人生最大の財産になる
第1章:はじめに――「もう無理」と思った経験、あなたにもあるはず

人間50年も生きていれば様々な経験を重ねてきていますよね。
そういった経験の中でも特に印象に残っていることってどんなことでしょう。
僕がこれまで生きてきたなかで、今でも忘れずにいること、印象深く記憶が残っていることって「何かを成し遂げた」ときだったと思います。
「成し遂げた」なんてたいそうな言い方をしましたが、些細なことも含めてですよ。
若い時って初めてのことが多いじゃないですか、初めてですから上手くできない、と言うかできるかどうかも分からない。
そんな状況で、いざ本番を迎えて、極度な緊張状態のまま本番スタートです。
頭は真っ白で終わった後もほとんど何をしたか覚えていない、そんな経験をしてきたことと思います。
もうね、「イヤイヤ無理だから、絶対」とか「できっこないよ、こんなの」とか心の中で叫びながら、壁にぶつかっていったことってありますよね。
今思えば初めての時、最初の頃はそんなもんだったよなって振り返れるんですが、そのときはもうそれどころじゃないってくらいパニック状態だったと思うんですよ。
でも、なんだかんだ僕らはそういう壁をなんとか乗り越えてきたわけです。
そうです、「ムリ!」って言いながらも乗り越えたんです。
今の僕らがあるのはそ、ういった壁をすべて乗り越えてきたからですよね。
僕は思うんですけど、そういう壁、つまりその時点の限界を超えてきたから、成長(成功)があったと思うんです。
今までの壁から全部逃げてたら今のあなたは無いと思います。
どうですか?全部逃げていたら今のあなたはありますか?
第2章:小学生の僕が逆上がりで学んだこと――失敗の先にしか「できる」はない

僕ら世代が物心ついて初めてぶつかった壁って「逆上がり」じゃありませんでした?
確か小学校の低学年、1年生か2年生だっと思いますが、体育の授業で逆上がりがあったんですよね。
逆上がりが分からないという人はいないと思いますが、鉄棒の種目で胸くらいの高さの鉄棒を掴んで、足で地面を蹴って後ろに回るやつですね。
逆上がりって、できる子はできるんです、しかも簡単にできちゃう。
でも、できない子は全然できない。
僕も当時は太っていましたから、肥満児ってやつです。
全然できませんでした。できそうな感じが全くありませんでした。
で、体育の授業中に逆上がりができない子は、放課後居残りさせられるんですよね。
放課後残って、できるまで帰らせてもらえない。
もうね、できない子にとっては地獄ですよ。
だって、できる気配すらないんですから、もう家に帰れないんじゃないかって本気で思ってたんじゃないかと思います。
もうね、何回やっても分からない。
「分かった、こうやればいいんだ。」っていうのが全然出てこない。
まったく手ごたえを掴めないんですね。
で、逆上がりできて合格になった子がつき合ってくれて、できない僕たちを応援してくれるんです。
「こうやったらできるよ」とか「このタイミングで思いっきり地面を蹴るんだよ」みたいな感じだったと思います。
いくら言葉で教えてもらっても、いっこうにできる気がしないんです。
少しも変わっていないように感じていました。
できない、分からないからと言って、何もしないわけにもいきませんから、とにかくやり続けるんですよね。
何回も何回も・・・
永遠に続くんじゃないかと思える時間、時間だけがどんどん過ぎていく感じ。
ところが、何回目だったか覚えていませんが、あるときふと感触を掴むんですよ。
「あれ?今の感じでやったらできるんじゃない?」
そんな感触を感じて続ける。
自分なりに掴んだ感触を繰り返しながら、確かめていく。
そして、ついにできるときがやってきました。
鉄棒を掴んだ両手、力の入れ具合も自分なりに分かっています。
そして、地面を蹴る足のタイミング、蹴った後の振り上げ方、腹筋というか体の丸め方、回っている間の頭が一周回って元の位置に戻ってくる感じ、これらすべてがイメージ通りにできて、やっと逆上がりが成功できたんです。
あの成功の瞬間は、絶対スローモーションになってロッキーのテーマがBGMで流れていたと思います(笑)
それくらいの感動はありましたね。
できる子からのアドバイスや応援も力になったと思いますが、何よりできなくても繰り返し繰り返し失敗し続けたからこそ、できるようになったんだと思います。
これって何事に言える成功法則だと思いますね。
まるでつい最近のことのように話していますが、実際は50年近く昔のことです。
当然記憶も定かではありません。
かすかに残る記憶を手繰り寄せながらの話だということはご理解くださいません。
決して大げさな脚色を加えたつもりはありません、できるだけ当時のありのままをお伝えしようと話したつもりです。
第3章:筋トレが教えてくれる「限界の正体」――「もう無理」はゴールじゃなくてスタートラインだ

逆上がりの話をしましたが、あれは完全に昭和の時代の話でしたけど、今はどうなんでしょうね?
なんか令和の時代ですし、居残りなんて無さそうですよね。
そんなことさせたら何言われるか分かんないですからね。
虐待とかハラスメントだとか、学校側に対して非難号号になりそうです。
ただね、僕思うんですけど、体で覚える感覚って大事だと思うんですよ。
もう限界だってところから歯を食いしばってあと1回、これが成長につながるのは間違いないですからね。
たとえば、勉強、算数とかで解けなかった問題が解けるようになったという経験よりも、体で感じた経験、逆上がりみたいな成功体験のほうが分かりやすくて強烈に記憶に残りますからね。
大事な経験ですよ。
今だったら「筋トレ」がそれにあたると思います。
たとえば、腕立て伏せだったら5回しかできなかったのが、10回できるようになり、10回が20回、20回が30回と成長していく過程をまさにリアルに感じることができますから。
実は僕も50代からの筋トレを始めるときは、腕立て伏せ5回できませんでしたから。
もう愕然としましたけどね。
でもそこから少しずつ、まさに一歩ずつって感じで回数が増えていきました。
それこそ、「もう限界だー」ってところから「あと1回だけっ!」でやるんです。
もう腕はプルプル震えているんですが、歯を食いしばりながら、奇妙な声を張り上げながらやるんです。
そういう1回を積み重ねていくことで10回が20回になるんです。
現状維持にならないよう1回でも多くできるよう成長を目指していくことが大事なんですね。
現状維持って本当は現状維持じゃないんです。
現状維持って後退なんです。

第4章:筋トレのメンタルは仕事にも人生にも効く――「無意識に超えられる人」になるということ

体で体験する限界突破はインパクトもあって非常に分かりやすくていいんですけど、僕らはどちらかというと体以外で限界突破を経験することの方が多いですよね。
たとえば、新入社員の頃、会議とかの大勢の前でスピーチした体験なんかがそうですよね。
大人数の前で話す機会なんてそれまでほとんど経験が無かったわけですから、そりゃ緊張します。
しかも、はるか年上のお偉いさんなんかも目の前にいるんですよ、中には仏頂面で起こっているんじゃないかって顔してるんですから。
もうね、頭の中が真っ白になるとはあのことですね。
緊張で声は震えるし、手は汗びっしょりだし、過呼吸みたいになるしで、もう散々ですよ。
会議が終わった後に、先輩から「緊張したか?」なんて優しい言葉をかけてもらって、やっと我に返るって感じでしたから。
でも、そんな状態でも回数を重ねるごとに、声も震えなくなるし、手に汗もかかなくなってくるんです。
徐々に落ち着いたトーンで話せるようになって、ちょっとアドリブも入れられるようになってきたりするんですね。
場数を踏むということの大事さを肌間隔で理解できるようになるわけです。
ただ、僕らはこういう経験を通じて、大体のシチュエーションには対応できるようになってると思うんですよ。
逆に言うと、限界突破の貴重な体験の機会が減ってきてると言えるわけですね。
だからこそ、筋トレが僕らにとっては非常に有意義だと言えると思うんです。
筋トレで培った感覚が、運動以外のあらゆる場面で無意識レベルで機能するわけですからね。
第5章:まとめ――「あと1回」が、人生最大の財産になる

どうですかね、昔のあの逆上がりの感覚を思い出した方も多いんじゃないでしょうか。
「もうムリ!」っていう限界を感じたあの瞬間こそ、成長する瞬間だったということを再認識できたんじゃないでしょうか。
結局、「あと1回」の積み重ねこそが、地味だけど確実に僕らを成長させてくれる、もっと言えば「人生の財産」になると言えるんじゃないでしょうか。
筋トレは当然ベテランもいれば初心者もいます。
100回できる人もいれば、10回しかできない人もいます。
でも、「あと1回」で成長することに違いはありません。
ぜひですね、あなたも「あと1回」という小さな一歩を積み重ねて、人生の財産を増やしていってほしいですね。
久しく限界を超えていないという方は、ぜひ試してほしいです。
「今日の限界の先に何があるのか」
がきっと見えると思いますよ。
それでは、また!