「意外とゴールは近い|行動できない理由は『やる前の錯覚』だった」

- 第1章:はじめに――「またできなかった」と感じているあなたへ
- 第2章:行動を止めているのは「やる前の過大見積もり」だった
- 第3章:やってみれば「意外とこんなもんか」――体験済みのはずの真実
- 第4章:今日から使えるベイビーステップと「作業興奮」の活用法
- 第5章:まとめ――ゴールは、いつも思ったより近くにある
第1章:はじめに――「またできなかった」と感じているあなたへ

新年に「今年こそは!」と目標を立てたのに、3か月も持たずに挫折してしまった・・・
あなたも経験があるんじゃないでしょうか。
ハッキリ言ってほとんどの人が経験していることだと思います。
って言うか、目標を達成できた人ってどれくらいいるんでしょう?
おそらくほんの一握り、一桁パーセントくらいでしょう。
これは決して周りの人に比べて自分だけが意志が弱いとかそういう問題じゃないと思うんですよ。
人に問題があるんじゃなくて、そもそも人間ってそういう風にできているんじゃないかと。
まあ、人間は遺伝子レベルで変化を嫌うようにできていますから。
というのも、人間なんてこの世界では弱い生き物じゃないですか。
人間はあるとき火を使えるようになって、道具を使うようになって、その道具をどんどん進化させることができる知能をもったことで生き延びているわけです。
生身の体だけで他の動物と争いになったらまったく歯が立たないと思います。
1対1の勝負なんてまず勝てない。
で、どうしたかと言うと、一人にならないように集団で生活することを選んだんです。
1対1だと歯が立たないが、1対多なら戦ったとしても勝つ可能性が上がるし、戦わずに難を逃れることもできる訳です。
集団で生活する時に一番困るのが、勝手なことをする奴がいることです。
一人が集団のルールを守らずに勝手なことをしてしまうとどうなるか?
勝手なことをしたそいつだけがやられるならまだしも、その集団全体を危険な目にあわせることもあるわけです。
つまり、ルールを守らずに勝手なことをすると危険な目に合うということです。
ということは、そんな奴は長く生きられないということですね。
集団の中でルールを守るとはどういうことか?
それは、昨日と同じことを繰り返すということです。
今日生きているということは、昨日の行動が間違ってなかったからということなんです。
いつもと違うことをせずに、いつもと同じことを繰り返す。
そうすることで生き延びてきたわけですよ。
生き延びて子孫を残してきたわけですね。
ということはですよ、現代に生きる僕らはそういう人たちの遺伝子を引き継いでいると言えるんです。
集団の中で人と違うことをせずに、昨日と同じことを繰り返す、そういう日々をずっと繰り返してきた遺伝子が現代を生きる僕らには残っているんです。
何が言いたいかと言うと、僕らは遺伝子レベルでこれまでと違うこと、つまり「変化」を嫌うようにできているんですね。
ということはですよ、新しく目標を立てて新しい行動をするということに対して、遺伝子レベルで反発を食らってるんです。
そりゃあ続く訳ないですよね。
大昔から脳に刻み込まれた遺伝子に勝てる訳ないですよね。
体も動かないし、めんどくせー、やりたくない、そんな風に思うのは当然なんですね。
第2章:行動を止めているのは「やる前の過大見積もり」だった

第1章で話した通り、僕らは大昔からの遺伝子レベルで脳に刷り込まれた「変化を嫌う」プログラムによって行動できなくなっているんです。
脳がそうさせているんです。
だからなのか、もしかしたら僕だけかもしれませんが。
新しく目標を立てたり、計画表を作ったりしているときって、なんかフワフワした感じがありません。
なんていうか現実離れしているというか、気持ち、心が体から離れていくような、リアリティを感じないとでもいいましょうか。
ちょっとスピリチュアルな話にも聞こえますが、僕が思うにその感覚は「生」から離れていく感じがするからじゃないでしょうか。
「生きている」という感覚が薄れていく、とでも言いましょうか。
もしかしたら、それは脳からの危険信号なのかもしれませんね。
それだけ脳は新しいこと、変化にブレーキをかけてくるということなんですよ。
そりゃあ、新しいことが続かないわけですよね。
さらに、たちが悪いのがやる前に「1時間はかかる(やってみれば20分程度)」とか「こんなに大変なことを・・(まだやったことない)」というように、やたらと大げさに見積もってしまう心理メカニズムがあるんです。
その見積もりがですね「言い訳探し」のトリガーになっちゃうんですよ。
もうその時点でほぼ行動できません。
これは意志の力、意志が弱いとかでは無いんです。
脳の働きなんです。
脳の働きを自制できます?できないですよね、だから厄介なんです。
それでもたまになんとか行動に移せるときもあるんですけど、やる前の見積もりが当たったことは一度もありませんね。

第3章:やってみれば「意外とこんなもんか」――体験済みのはずの真実

さきほど話したように「やる前の見積もりが当たったことは一度もない」ということは、逆に言うと「やってみれば意外とこんなもん?」ってことなんです。
心当たりありますよね?
そうなんですよ、やる前は脳が勝手にあれこれと理由をつけて「大変だ大変だ」と大騒ぎするんです。
でも実際は「そんなに大さわぎするほどのことじゃねえじゃん。」で終わるんですよ。
それはあなたも経験があるはずです。
僕らはこのような体験を何度もしているはずなんです。
なのに、なのにですよ、なぜそれを日々の生活に活かせないのか?ってことなんです。
たとえば、筋トレだったら、やる前に「こんな時間から始めたら何時に終わるんだ?明日も仕事だし、さすがにこんな時間から筋トレしたらまずいよな。」なんて思うんですよ。
ところが、いざやってみると「体も頭もなんだかスッキリしたな。なんだかぐっすり眠れそうだな。」ってな感じで、逆に翌日はいつもより調子がいいなんてことが起きるんです。
ね、もうすでに経験済みでやった方がいいって頭でも体でも理解しているのに、またやる前の見積もりにビビっちゃうんですね。
ほんとにこの気づきを頭に定着させるのは難しいんですよね。
分かっていても忘れちゃうんですよ。
第4章:今日から使えるベイビーステップと「作業興奮」の活用法

じゃあどうすればいいのか?
答えを知りたいですよね。
その答えはシンプルです。
そうです、「ベイビーステップ」です。
ベイビーステップとは、このブログでもポッドキャストでも何回も話していますが、10やるべき、10やらばきゃいけない、としても、「今日は1だけでいい」と決めてやり始めることです。
これは脳を騙す行為でもあるんです。
脳は変化を嫌いますよね、だから脳が気づかない程度の変化から入っていくんです。
そしてやり始めの壁を低くしてあげるんです。
たとえば、目の前に10mの壁があったとして、何も道具を使わずにその壁を超えるなんて無理ですよね。
いくらなんでも10mを一気に飛び越えるなんてできっこありません。
でも、その10mの壁が一段10cmの階段になっていたとしたらどうでしょう?
一気にという訳にはいきませんが、時間をかけて一段ずつ上っていけば、いつか10mを超えることは可能ですよね。
これなんですよ。
あとは「作業興奮」。
作業興奮はベイビーステップと」相性が良いというか、この2つはセットですね。
作業興奮は、とりあえず始めてみたら思っていた以上にやってしまった、というものです。
高い壁を分割して、ベイビーステップの一歩でも登れる高さにして、一段上ったら作業興奮でもう一段、もう一段と想定以上の高さまで到達していた、です。
どうです?この2つを組み合わせれば、無理だと思っていた高い壁も越せちゃうんです。
ですから、あんまり難しく考えること無いんです。
逆にあまり考えずに「ま、とりあえず」くらいで行動すればいいんですよ。
もっと言えば、「切り替えようとせずに、頭を空っぽにする感覚で始めればいい」そういうことです。
第5章:まとめ――ゴールは、いつも思ったより近くにある

結局ですね、失敗する時はだいたい意志の力に頼ろうとしたときなんですね。
ちょっと無理目のスケジュールだとしても、「いや気合いで乗り切れる。がんばればなんとかなる。」なんて考えて挫折しちゃうんです。
それよりも、頭を空っぽにするくらいで、とりあえず始める、ちょっとでいいから始める、これが大事なんです。
「ベイビーステップ」と「作業興奮」ですね。
ですから、脳が勝手に「これは大変だよ」とか「これは時間かかるね」なんて言ってきますが、そんなの無視です。
言うほど大変じゃないし、遠くもないんです。
ゴールは意外と近いんです。
これから何か始める、行動するときは、これです、この2つです。
ベイビーステップで一歩(一つの行動)を小さくする、始めちゃえばっこっちのもん、作業興奮があなたを応援してくれますから。
まずはベイビーステップと作業興奮を意識するところから始めましょう。
これで確実にゴールに近づけますから。
僕も応援してますからね。
それでは、また!