「目標設定の前にやるべきこと|『理想の自分』を明確にしないと、どんな努力も迷走する」

- 第1章:はじめに――「なんとなく痩せたい」で始めると、なぜ失敗するのか
- 第2章:ゴールが「渋谷区」では、Googleマップも案内できない
- 第3章:正しい順番は「理想→目標→行動」――多くの人はここが逆になっている
- 第4章:「理想の自分」を明確にするための3つの問いかけ
- 第5章:まとめ――迷わないために、まず「なりたい自分」を決める
第1章:はじめに――「なんとなく痩せたい」で始めると、なぜ失敗するのか

新しいことを始めようとするとき、誰もが「目標」を立てようとしますよね。
たとえば、「ダイエット」。
「年々お腹周りの肉付きが良くなってきて、今じゃ完全に中年太りだもんなあ。特にこの浮き輪肉、もう一生落ちないんじゃないのって感じになってきたなあ。」
「俺もいい年だしこのままじゃさすがにヤバいよなー。よし、ダイエットしてみるか。」
ってな感じでダイエットを始める人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
年を重ねるごとに代謝量が落ちていきます、これはもうしょうがありません。
代謝量が落ちるということは、車で言うと燃費が良くなってるってことなんですよね。
なんだか燃費がいいって聞くと、良いイメージに聞こえますが、違うんですね。
人間の体は燃費が良くなると良くないんです。
燃費が良いってことは、活動に必要なエネルギーが少なくて済む、ということです。
体の中のエネルギーを少ししか使わないので、使わずに残ったエネルギーがどんどん体に蓄積されていくんですね、
それが、ぜい肉、脂肪として蓄えられていくということなんです。
人間は燃費が悪い方が健康的だということですね。
で、やっと重い腰を上げるわけです、そろそろダイエットしないと健康的に良くないからという理由で。
なんとなく始めちゃうわけです。
「痩せないとちょっとみっともないかな」
「痩せないと健康診断で引っかかっちゃうかな」
くらいのぼんやりした感じで始めるんですよ。
ハッキリ言って目標が明確になっていないんです。
ゴールが決まっていないんです。
そんな状態じゃ上手くいきっこないって思いません?
上手くいかないですよね。
そうなんです、上手くいかないんですよ。
なぜ分かるかって?
僕も同じ失敗をしたことがあるからです。
第2章:ゴールが「渋谷区」では、Googleマップも案内できない

そもそも「痩せたい」と言っても、人それぞれ個人差がありますよね。
たとえば、お腹を凹ませたいからダイエットをする、と言っても、
「ベルトの穴1個分減ればいい」
というのと、
「シックスパックになる」
じゃ全然違います。
大きなくくりではどちらも「お腹を凹ます」ですが、ゴールは全然違いますよね。
体重にしてもそうです。
「1キロでいいから体重を落としたい人」と「20キロ落としたい人」では、やるべき行動がまったく異なるはずです。
つまり、ゴールまでの道筋が明確じゃないってことです。
そんな状態でゴールにたどり着けるはずがありません。
あなたも使ったことがあると思いますが、Googleマップってあるじゃないですか?
スマホやパソコンで表示される地図です。
これの便利な機能が、出発地を決めて目的地を設定すればどういうルートで行けばいいのか表示してくれるものです。
これは、現在地をピンポイントで決める(自分を把握する)、目的地をピンポイントで決めるからこそゴールまでの道筋を示してくれるんです。
もしゴールがあいまいだと道筋を示すことができないですよね。
たとえば、あなたが東京ドームにいるとします、ここから渋谷駅に行きたいとした場合、現在地=東京ドーム、目的地=渋谷駅と設定するから、渋谷駅にたどり着けるんです。
もし、渋谷駅に行きたいのに、目的地を渋谷区と設定したとしたらどうでしょう?
思いっきり遠回りしてしまうかもしれません。
それでもたどり着ければいいほうで、最悪、道に迷って渋谷駅にたどり着けずに諦めてしまうかもしれません。
それと一緒なんです。
ゴールを明確にしないとゴールにたどり着けないんです。
筋トレだとしたら、
ゴールが曖昧→やるべき頻度・メニュー・量が決められない→迷う→「今日はいいや」になる
という最悪の結果になるということです。
第3章:正しい順番は「理想→目標→行動」――多くの人はここが逆になっている

それでは、どうやったらゴールをピンポイントで設定できるのか?について考えてみましょう。
そのためには、「目標」だけじゃ不十分なんです。
本来、目標の先にあるものを明確に把握しておかなきゃいけないんです。
でも、多くの人が肝心なその部分を曖昧にしたまま目標だけを設定してしまうんです。
それがゴールにたどり着けない原因なんです。
ゴールって何でしょう?
決して目標がゴールじゃありません。
ゴールというのは「理想の自分」なんです。
理想の自分がぼんやりしているから、ゴールまでたどり着けないんです。
理想の自分とは何か?をまずは考えるべきなんです。
理想の自分とは何か?体重何キロなのか?どんな体型なのか?どんな生活をしているのか?どう見られたいのか?などなど、とことん具体的に理想の自分をイメージすることなんです。
具体的な理想の自分を言語化することで、その言語化した理想の自分になるためにはどう行動するべきかが決まってくるんです。
具体的ですから、数値目標まで落とし込めたら最高です。
「理想→目標→行動」この3段階の順序を明確にすることです。

僕がラッキーだったのは、理想がすでに決まっていたことでした。
筋トレを始めるときにと言うか、理想の自分になるために筋トレを選んだんですが、そのときには「こういう体型で、浮き輪肉を完全に落として(鏡を見てこの角度から見た時に浮き輪肉が見えなくなる、手でつかんだ時に脂肪を感じなくなるところまで)、その対比で大胸筋は大きくしてバランス良くする。
ベルトの上がシュッとしてラインが真っ直ぐになっている状態ですね。
という具合に、視覚的にどんな状態にするかを最初から決めていたんです。
その状態がゴールでした。
体重ではなかったんです。
ちなみに、ダイエットを体重だけで判断するのは止めた方がいいですよ。
脂肪が落ちても筋肉がつけば体重はそれほど変わらないという現象が起こるからです。
体重が落ちてなくても非常に良い状態なのに、体重が落ちていないからまだ駄目だ、とムリなダイエットに走るケースもありますからね。
ですから僕の場合はちゃんと道筋がはっきりと示されていました。
第4章:「理想の自分」を明確にするための3つの問いかけ

「理想を明確にしろって言われても、パッと出てこないんだよなあ・・」
という方も多いと思います。
そこでそういう方のためにワークを用意しました。
ワークと言ってもそんなに難しいものではありません。
たった3つの質問に答えるだけです。
難しく考えずに直感的に答えるようにしてくださいね。
あれこれ考え過ぎると逆に本当の理想から遠のいちゃう場合もありますから、パッと直感的に答えてくださいね。
問い①:「1年後、どんな自分でいたいか?」(外見・生活・気持ちを具体的に)
問い②:「その状態になったとき、何が変わっているか?」(行動・習慣・他者からの見られ方)
問い③:「その状態を数字で表すとしたら?」(体重・体脂肪・サイズなど)
いかがだったでしょうか?
なんとなくでも本当の自分の理想が見えてきたんじゃないでしょうか?
僕は特に問い①を自分に投げかけていました。
「どんな自分でいたいか」です。
気持ちがちょっと弱くなりかけたときとかに、「このままじゃ今までと変わらない、1年後も今と同じなまんまだぞ。いいのかそれで!」ってな感じで鼓舞してましたね。
こうやって文字にすると、ちょっと恥ずかしいもんですね(笑)
第5章:まとめ――迷わないために、まず「なりたい自分」を決める

理想の自分が明確になると、目標が決まり、道筋が見え、行動に迷わなくなります。
さらに、迷わなければ動ける、動けば近づける、という好循環に入ることができます。
こうなればしめたもんです。
どんどんどんどんあなたの理想に近づくことができるんです。
ちょっとおっくうかもしれませんが、ぜひあなたの理想を紙に書いてみてください。
これは思っている以上に効果がありますからね。
アウトプットして、さらにインプットするわけですから、より強力に脳に印象付けることができるんです。
もし今、なんとなく目標を立てようとしているなら、その前にもう一度だけ立ち止まってほしいと思います。
立ち止まって、あなたの理想を明確にしてください。
霧が晴れるように道が見えてきますから、後は進むだけです。
それでは、また!