筋トレで50代の健康的な理想の体をつくる Healthy Body & Wealthy Life

~筋トレパーソナルトレーナーが50代の不安・悩みを解決!~

「50代からの本気の健康管理 ― 忙しいビジネスパーソンが実践できる7つの習慣」③

夜の限られた時間で実践する効率的な運動法

 

これまで朝のストレッチ、昼のオフィスでできるエクササイズについてお話ししました。

となれば次は夜です、いよいよ本番って感じですね。

 

夜の時間帯こそ一番集中すべき時間帯ですね。

貴重な時間、ゆっくりしたい時間をあえて筋トレにあてる訳ですから、できるだけ効率的に成果を出せるトレーニングをしたいですよね。

 

限られた時間、短時間で最も成果を出せるトレーニングといえば、

「HIIT」

ですね。

 

HIITをご存じない方のために詳しく解説します。



HIIT(高強度インターバルトレーニング)とは?

HIIT(High Intensity Interval Training)は、
「短時間の高強度運動」と「短い休憩または低強度運動」を交互に行うトレーニング方法です。

たとえば:

20秒 全力で運動(例:ジャンピングスクワット)

10秒 休憩

これを1セットとして、8セット繰り返す(=約4分)

というようなスタイルです。

 

HIITの特徴とメリット

特徴

内容

時間が短い

1回4〜15分でも効果が高い。忙しい人に最適。

脂肪燃焼が持続

運動後もカロリーを消費し続ける「アフターバーン効果」がある。

筋肉も刺激できる

有酸素運動と無酸素運動が組み合わさっている。

道具いらず

自重トレーニングでもOK、自宅でもできる。

 初心者向けHIITメニュー(例)

  • 各種目20秒 → 10秒休憩 → 次の種目へ
    ● 全部で2〜3周(約8分〜12分)
  1. ジャンピングジャック(全身ウォームアップ)

  2. スクワット(太もも・お尻)

  3. マウンテンクライマー(お腹・体幹)

  4. 腕立て伏せ(膝つきOK)(胸・腕)

  5. バーピー(全身+心肺)

→ 終わったら1分休憩、できればもう1セット!

 

注意点

  • 最初から「全力」でなくてOK。「ちょっとキツい」と感じるレベルで始めましょう。

  • 無理せず自分の体調に合わせて休憩時間を長めにしてもOK。

  • ケガ防止のため、準備運動とストレッチは必須

 

こんな人におすすめ

  • 忙しくて運動の時間が取れない

  • 効率よく脂肪を燃やしたい

  • 運動習慣をつけたい

  • 自宅でトレーニングしたい



HIITは短時間でも高い効果が得られる、コスパ抜群のトレーニング。

慣れるまでは軽めの強度でOKなので、初心者でも安心して始められます!



いかがでしょうか?

これぞ日本の忙しいサラリーマンにうってつけのトレーニングメニューではないでしょうか。

 


HIITの効果は僕も自信を持っておすすめできます。

 

というのも、僕が筋トレを始めて-15kgのダイエットに成功できたのもこのHIITのおかげです。

これは間違いありません。

HIITをやっていなかったらあの短期間で-15kgは無かったはずです。

それだけ超効率的で強力なトレーニングメニューといえるでしょう。



ただ一つ難点を挙げるとすれば、非常にハードだということです。

しんどいんです。

初心者がいきなり取り組むにはかなりハードルが高いと言えます。

ある程度筋トレを継続できたうえに、筋力、体力もついてから取り組んだ方がいいでしょう。

 

これまで運動習慣が無かった人がいきなりHIITをやると最悪ケガの恐れもありますからね。




ということで50代からの健康管理ですから、50代に優しい話をしなければいけませんよね。

HIITも50代向けにアレンジしたものをご紹介しましょう。



50代向け・自宅でできるHIITメニュー(約10分)

基本ルール

  • 1種目:20秒運動 + 10秒休憩

  • 5種目を1周(2分30秒)→ 2~3周繰り返す(約7~10分)

  • 運動の強度は「ややキツい」と感じるレベルでOK!

メニュー内容(膝・腰への負担少なめ)

①【その場ウォーキング or 足踏み】

▶︎ 有酸素運動+ウォームアップ
※腕も大きく振ると心拍数が上がりやすい!

②【スクワット】

▶︎ 太もも・お尻の筋力アップ
※膝がつま先より前に出ないように!

③【もも上げ(ハイニー)・ゆっくりver】

▶︎ 有酸素+腹筋刺激
※ペースは「早歩き」程度でもOK

④【腕振り+その場ジャンプ or かかと上げ】

▶︎ 心肺機能+ふくらはぎ強化
※ジャンプが厳しい方は「かかと上げ運動」に変更可

⑤【壁腕立て伏せ or 膝つき腕立て】

▶︎ 胸・腕・体幹
※無理せず、フォーム重視で!

休憩・回復

→ 1周終わったら1分休憩
→ できれば2~3周(最大10分程度)

注意点(50代向け)

項目

ポイント

ウォームアップ

必ず最初に軽いストレッチや深呼吸を

痛みがある場合

無理せずスキップ or 低強度に変更

息切れしすぎ

無酸素ゾーンに入らないよう調整(会話できる程度の呼吸)

翌日の様子見

筋肉痛や関節痛が強いときは休養を

期待できる効果(週3~4回で)

  • メタボ・内臓脂肪の減少

  • 血流・代謝の改善

  • 筋力と心肺機能の維持

  • メンタル・集中力アップ(HIITは脳にも良い!)

HIITは、50代からでも始められる「短時間×高効果」のトレーニング

 やさしめの内容にすれば、運動不足や筋力低下が気になる人でも安心。
無理せず、「やれる範囲でOK」を合言葉に、習慣化していきましょう!



まとめ



いかがだったでしょうか?

 

3回にわたってお送りした50代からの本気の健康管理。

朝、昼、夜とそれぞれの時間に合った健康管理、エクササイズ、トレーニングについて解説しました。

 

ただし、一点だけ注意してほしいことがあります。

朝と昼のエクササイズはすぐにでも取り組める、取り組んでほしいものですが、夜のHIITに関しては別です。

HIITは、あなたが初心者であるならばすぐに取り組むのは止めてください。

少なくとも1ヶ月は筋トレで筋力、体力の向上を図ったうえで取り組んでください。

いきなりやってもハード過ぎてこなしきれないですし、ケガの恐れもありますし、何より最も重要な継続するということを阻害する可能性が高いからです。

 

これだけは焦らず、じっくりと一歩一歩着実に進めてほしいと思います。

焦ってやるとかえって遠回りになってしまいますよ。

じっくりベイビーステップでいきましょう。



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それではまた。