「理想だけでは辿り着けない。目標達成に必要な"現在地"の正しい把握法」

- 第1章:はじめに
- 第2章:なぜ「現在地の把握」が目標達成を左右するのか
- 第3章:「自分基準」の罠——自己評価はなぜズレるのか
- 第4章:現実を正しく把握する——客観的な「現在地」の測り方
- 第5章:まとめ
第1章:はじめに

前回は「理想の自分」について話しました。
理想の自分をきちんと把握、認識していないと行動できないですよ、という話です。
理想の自分=ゴールの設定を間違ってしまうと、いつまでたってもゴールにたどり着けませんよ、と。
で、ですね。
実はもう一つしっかりと把握しておかなければならないものがあったんです。
理想を把握したのに、なかなかゴールに近づけない、そんな人のために今回はさらに深掘りしていきますね。
理想をしっかりと描いたはずなのに進まない、進んでいる感じがしない。
そんな風に感じてしまう、なぜなんだろう?と。
これはですね、理想=ゴールと対になっているものが明確になっていない、把握できていないことが原因だと言えます。
前回の話の時にも例として出したGoogleマップが分かりやすいでしょう。
理想=ゴール、これがマップ上の目的地になるわけで、ここが具体的に明確になっていないと道に迷いますよ、と話しました。
目的地(理想)をピンポイントで指定しないといけないからです。
で、マップではもう一つピンポイントで指定しないといけないものがありますよね。
そうです。
「現在地」です。
この現在地(出発地)を正確に認識していないと具体的な道順を表示できないんです。
理想を正しく認識することだけでは十分と言えないケースもあるということです。
理想と現実、この2つを正しく認識することで、本当の道順が見えてくるという訳です。
第2章:なぜ「現在地の把握」が目標達成を左右するのか

理想(ゴール)だけでは正しい道筋が描けないということは理解できますよね。
現在地が分かっているからゴールまでの道筋が描けるわけですよ。
極端な話、現在地がぼやけてしまうと真逆、正反対の方向に向かうことだってあるんですから。
「自分の立っているこの場所からだとゴールは東の方だな。よし、東に向かって進んでいくぞ!」
って進んだはいいが、進めど進めど一向に目的地に近づかない、たどり着けない。
「いつになったら目的地に辿り着くんだ?もう到着してもいい頃なのにどうなってんだ?」
「もうムリ!無駄だこんなこと。やめやめ!」
ってことになっちゃうんですよ。
自分の現在地を正しく知ることがどれほど大切か分かりますよね。
あと、方向は合っているけど、距離の誤って認識していると、これもゴールまでたどり着くのに困難を極めるんです。
もし、現在地からゴールまで10kmの距離があったとします。
でも、その距離を見誤っていて、10kmではなく100mだと思っていたらどうでしょう?
「あと、たった100mだ。よーし、最後はダッシュしてゴールしてやる。」
って、ダッシュで走り出しちゃったんです。
ところが、実際は10kmもありますから、当然ダッシュしっぱなしでゴールにたどり着くことはできないんですよ。
途中で息切れしてダッシュできなくなる。
ゆっくり走るようになって、そのうち歩き出しちゃいます。
それでも全然ゴールが見えてこない。
そして座り込んじゃう。
「なんでゴールにつかないんだ?いつになったらゴールできるんだ?なんかおかしいぞ。
何か間違ってたんじゃないのか?
くそー、もうこんなのやってらんねえ!」
とギブアップしてしまうかもしれません。
方向が合っていたとしても、距離を見誤るとゴールできない。
自分の現在地をピンポイントで認識することがどれほど大切かが分かりますよね。
第3章:「自分基準」の罠——自己評価はなぜズレるのか

なぜ人は自分の現在地を正しく把握できないのか?
それは、自分の基準で自己評価してしまうからです。
この「自分の基準」というのが曲者なんですね。
この基準が客観的なら問題無いんですけど、中には自分に対して大きく偏った評価をしてしまう人がいるんです。
たとえばですね、20代の彼女が欲しいと真剣に思っている男性がいるとします。
しかもその人は「自分ならイケる」と本気で思っているんです。
どう思います?
50代でも芸能人のような超絶イケメンだったり、容姿なんかどうでもよくなるくらいの大富豪とかなら分からないでもないですよ。
ところがこの男性、イケメンでもなければ金持ちでもないんです。
でも本人は、本人だけはイケると思っているんですよ。
本当は女性からキモイと思われているのに、気づいていないのは本人だけ。
周りからは「ここまでくると笑えないよな・・」なんて言われる始末。
周りの人からは冷静に「○○さん、なんで気づかないんだろう。あれだけ露骨に嫌われてるのに・・」と思われているのに、本人だけは本気で「自分はイケてる、モテてる」って思ってたりするわけです。
いやー、キツイですねえ。
でも、こういうことなんですよ。
自分の現在地がわかっていないということは。
どうです?
これだけ現在地を間違ってたら絶対ゴールになんかとどりつけっこないですよね。
第4章:現実を正しく把握する——客観的な「現在地」の測り方

では実際にはどうしたらいいのか?どうしたら正しく自分の現在地を認識できるのでしょうか?
ひとつは、「現実を直視するのが怖い」という心理が現在地を誤らせるということです。
うっすらと自分でも感じてはいるけれども、現実を認めるのが怖いから自分だけの、自分に都合の良い解釈を押し通してしまうんです。
そのほうが傷つかなくてすみますからね。
「リア充」なんて言葉がありますが、そんな言葉が当てはまるのはごく一部なんですよ。
そんな言葉に踊らされて、「自分もそっち側に行きたい」という願望が強すぎて歪んだ見方をするようになるんです。
歪んだ見方をしている限り、その現在地から一歩も動けなくなってしまうというのに、それに気づかない、気づかないふりをしているんです。
これでは理想(ゴール)になんてたどり着けっこありません。
まずは、確実に一歩ずつ進むことです。
まずは現実を直視すること、怖いかもしれません、残酷な現実かもしれません。
でも、ここで逃げたら一歩も動けないんです。
ですから、まずは現実を直視して、自分の現在地を認識することです。
焦って早くゴールに向かおうとしないことです。
煤もことを考えるのは後でいいんです。
まずは現実直視から、現実直視だけでいいんです。
いわゆる「ベイビーステップ」です。
小さな一歩でいい、でも確実に一歩ずつ進んでいくこと、これでいいんですよ。
それこそが本当は最短ルートになるんです。
怖がらないことです、怖がっちゃいけません。
第5章:まとめ

理想を描く→現在地を把握する、という2ステップがあって初めてゴールに進んでいけるという話をしてきました。
一見単純なようで、実はけっこう難しいことだということもご理解いただけたと思います。
「現実を知ることが、最短ルートの第一歩」ということですね。
怖がらずに現在地を正しく認識する、そしてそこから小さくてもいいから一歩踏み出す。
このベイビーステップで一歩ずつ確実に進んでいけば、いずれゴールが見えてきます。
怖がらず、焦らず、しっかりと自分の現在地を認識して、理想のゴールにむかって一歩を踏み出していきましょう。
その小さな一歩がいずれあなたをゴールに導いてくれますよ。
それでは、また!