「筋トレは複利と同じ。たった5回でも続ける人が、1年後に圧倒的な差をつける理由」

- 第1章:はじめに――「また続かなかった」と思っているあなたへ
- 第2章:そもそも「複利」って何?――お金じゃなく、人生の話として理解する
- 第3章:なぜ「完璧なメニュー」が習慣を壊すのか
- 第4章:「たった5回」が最強の理由――ベビーステップと複利の掛け算
- 第5章:まとめ――今日の1回を、未来への投資と呼ぼう
第1章:はじめに――「また続かなかった」と思っているあなたへ
今回は「複利」について話をしていきます。
と言っても投資の話じゃありませんよ。
投資の話じゃありませんけど、極めて大事な話をしていきます。
筋トレや何か新しいことを始める時って、テンション上がってるじゃないですか?
「よーし!今度こそやるぞー。何がなんでも気合でやり切るぞ」
みたいな感じで。
ところがいざ始めると、最初の頃のテンションも徐々に下がり始めて、
「きついな、疲れたな、しんどいな」
と思うようになってくるんです。
そして、「今日は残業で疲れてるし、こんな遅い時間だし、明日にしよう・・」って考えるようになってくるんですね。
で、次の日も残業で遅くなる、そうすると「いや、さすがに二日連チャンだし、体も疲れてるから今日も休んだ方がいいな」と休むことを正当化してくる。
そうすると、残業で帰りが遅くなることは筋トレを休んでもいいと言う「免罪符」になるんです。
まあ、「なる」というか「そうしてるだけ」なんですけどね。
そのうち、早く帰ろうと思えば帰れるのに、だらだら仕事を続けて残業せざるを得ない状況を自分から作るようになるんです。
なぜか?残業だったら筋トレを休んでもいいから。
「自分のせいじゃない、仕事が忙しいからしょうがないんだ。」と自分に対して言い訳を作ってるんです。
もうね、ここまで来ると先が見えますね。
そうです、そのままいつの間にかフェードアウトです。
このパターンで挫折する人がどれだけ多いか。
僕はこの話には2つ大きな間違いがあると思います。
一つは、目標を高めに設定しちゃうこと。
テンション上がっちゃったもんだから、つい高い目標を設定してしまうことです。
もうこの時点でかなりヤバいですからね。
まあ、この辺の話はけっこう理解してもらえると思うんです。
問題なのは、もう一つの方なんです。
こっちが問題だということに気づける人って意外と少ないんですよ。
何だと思います?
ちょっと考えてみましょうか?
どうです、分かりました?
もう一つはですね、100か0かで考えることです。
やるかやらないか。
ここで言う「やる」とは計画を100%こなすことです。
100%こなすことが、計画通りに進んでいることだと思っちゃうことなんですね。
ここが大きな間違いなんです。
さきほどの話で言えば、「疲れてるからやる気が出ない→だから休む」でしたよね。
休むっていうのは、0ですね。
100できないから0にしようと考えてる、これがマズいんです。
0だと0なんですよ。
分かります?1歩も前に進まないんです。
でも、0じゃなくて0.1だったらどうでしょう?
0.1なんてごくわずか、ほんのちょびっとですよね。
でも、この0.1を10日やったら、1になるんです。
100日やったら、10になるんですよ。
ごくわずか、ほんのちょびっとであっても積み上げていけば、いつの間にかおおきくなっているんです。
そうです、これが「複利」の考え方です。
第2章:そもそも「複利」って何?――お金じゃなく、人生の話として理解する

ここでいったん「複利」について解説していきましょう。
解説と言っても、僕は投資の専門家ではありませんので、投資面での複利の解説はできません。
ですから、複利の概念についてわかりやすく定義して、説明していこうと思います。
ほんとに基本的な考え方、複利の基本定義をさらにシンプルにして話していこうと思います。
もうね、シンプル、単純な理解でいいんですよ。
「1が2、2が4、4が8」という倍々の成長イメージと捉えれば十分です。
しかし、ゼロのまま何もしないと永遠にゼロのままということですね。
ですから、100or0の思考だとマズいわけです。
逆に複利の概念を理解することで、お金・筋トレ・勉強・メンタルすべてに適用できるということです。
第3章:なぜ「完璧なメニュー」が習慣を壊すのか

目標を高く設定してしまうのはテンションが上がった時に決めるからというのも理由の一つですが、もう一つ大きな理由があるんです。
それは何かと言うと、プロの言うことを鵜呑みにしてしまうからです。
これはちょっと表現の仕方が難しいところもあるんですけど。
たとえば筋トレで言うと、YouTubeで筋トレの配信している人ってけっこう多いんです。
(これは僕が筋トレ系のチャンネルを見ることが多いから、筋トレ系が多くひょうじされてるだけかもしれませんが・・)
そういう動画を見て、筋トレのメニューを決めてしまう人も多いと思うんですね。
配信者の肩書きとか経歴とか見て、「この人の言うことなら大丈夫かな」ってその人の言うことを信用しちゃう。
そして、その人が言ってたメニュー、回数、セット数をそのまま目標に設定してしまうんです。
ここに落とし穴があるんです!
僕もけっこうYouTube見てるんですけど、この手の人たちは「できて当たり前」のレベルが高いことが多いんですよ。
たとえば、「腕立て伏せ10回x3セットやって、次にスクワットを10回x3セット、最初はこれくらいから始めましょう!」みたいに軽く言うんです。
「いやいや、初心者にとって腕立て伏せ10回x3セットはかなりキツイよ。」って話なんですよ。
まあ、彼らからすれば「えっ、それくらいできるでしょ、簡単じゃん。」って感じなんでしょうけど。
ホントの初心者のレベル感を分かっていない人がけっこう多い。
自分をベースに考えているからなんですかね?
これで失敗しちゃう人が多いんです。
一見理想的なメニューだと思うんでしょうけど、初心者には重すぎるメニューになってるんですね。
ですから、自分がダメだったなんて思わなくていいですよ、これはやり方が間違っていただけ、つまり、構造的な問題なんです。
「重いメニューに臆してしまう→先延ばし→やらなかった自分を責める」の悪循環に落ちってしまうという訳です。
「今日はしんどいから無理」が習慣を断ち切るメカニズになってしまっているんです。
「やらない」はゼロですから、まったく複利が積みあがらないわけです。
第4章:「たった5回」が最強の理由――ベビーステップと複利の掛け算

「たった5回」を「そんだけじゃやったって意味ねえじゃん。やるだけムダでしょ。」と考えてしまうと、複利の恩恵にはあずかれないんです。
まずは、0.1が0.2になるとき、スタート地点がゼロとは違うという成長スピードの変化を理解することですね。
さらに、継続によって生まれる「気づき・改善・自分に合ったやり方の発見」というものがあるんです。
これは、ゼロのままだといつまでたっても気づかないものなんです。
積み上がった状態からさらに増やすのは、ゼロから増やすより遥かに速いんです。
それは、スタート地点がゼロの場合とは経験値が違いますから当然なんです。
ちょっとでいいんですよ、100できないときは1でもいいんです。
ベビーステップでいいんです。
ですから10回x3セットにこだわらずに、腕立て5回・スクワット5回を各1セットだっていいんです。
複利は数字の掛け算だけがメリットじゃないんです。
実は、「気づきと改善のループ」が加わることで成長が加速するという最大の強みも持ち合わせているんです。
第5章:まとめ――今日の1回を、未来への投資と呼ぼう
冒頭で「今回は投資の話ではありません」と言ってしまいましたが、スイマセン、投資の話でもありました。
たった1回でも続ける、これは最もリターンを期待できる「自分への投資」と言えますからね。
今回の記事から、複利思考の3つの要点(ゼロにしない・小さく続ける・改善を重ねる)を持ち帰って欲しいと思います。
しかもそれは、筋トレだけでなく、勉強・メンタル・仕事にも同じことが言えるんです。
僕らがついやりがちな失敗をしないために「たった1回を馬鹿にしない」ということですね。
今日のたった1回が未来に大きな利息をつけて帰ってきますよ。
それを信じてまずは1回からでもやってみましょう。
それでは、また!