呼吸が基本

第1章:はじめに
筋トレ中に呼吸を意識していますか?
筋トレはランニングに比べて瞬発的に力を入れる種目が多いんですね。
こう「グッと」力を入れるときって息を止めちゃうじゃないですか。
で、息を止めたまま続けてしまうことが多いんです。
もしあなたが「そうそう、息止めちゃうんだよね」ということであれば、ぜひ最後まで読んでほしい内容となっています。
筋トレを「瞬発系」、マラソンなどの長距離のランニングを「長時間系」としましょう。
長時間系であれば、意識しなくても呼吸しますよね?
これから長時間走るから息が乱れないように、スタートから呼吸に意識を向けるもんです。
その反対の瞬発系はどうかというと、瞬間的にどうしても息を止めちゃいます。
で、多くの人がそのまま、息を止めたまま、次の動作に移っちゃうんです。
これはですね、頭の中で「次も力を入れなくちゃいけない」という意識が強くなってしまって、つい息を止めたままになってしまうと思うんです。
まあ、僕も意識しないと息を止めることが多かったんです。
やってるときはなかなか気づけないもんなんですね。
ですから、息をする、呼吸に意識を向ける必要があるんです。
こういう呼吸の話になると「そもそもなんで呼吸が大事なの?息を止めて筋トレしちゃいけないの?」なんて思う人も多いんですよね。
そのへんの話も深掘りしていきますので、最後までお付き合いください。
第2章:呼吸を止めてしまうのはなぜ?
先ほども言いましたが、マラソンなど長時間系は自然と呼吸しますが、筋トレ・短距離走などの瞬発系は息を止めてしまいますよね。
短距離走の中でも100m走は特別ですけどね。
トップ選手ともなると、100mを走り切るのに10秒ちょっとですから、逆に息を止めたまま、呼吸をしない方がメリットがあるわけです。
10秒そこらであれば息を止められますから、その間はフルパワーでいけるんです。
10秒そこらだからこそ成立するわけですね。
ところが、筋トレはそうはいきません。
10秒で終わりなんてことはありませんからね。
一瞬だけフルパワーではなくて、同じ負荷の運動を繰り返す、それが筋トレです。
ただ、この「同じ負荷を繰り返す」というのが難しいところでもあるわけです。
たとえば、1セット10回の場合に、最初の5回はそんなにきつくないので呼吸にも意識が向いていますが、後半の5回はきつくなってきて力を振り絞ることに意識が向いちゃうんです。
そういうときに息が止まることが多いんです。
まあ、筋トレってただの繰り返しじゃないですからね。
ラスト1回とかになると、どうしても、ドカーン! と爆発させる感覚が必要になりますから。
つい、呼吸から意識が離れちゃうんですよね。
ただ、そうは言ってもやっぱり呼吸は大事なんです。
力を抜かずに呼吸を続けることは可能ですから、できないことではないんです。
このブログでも何度も言っていますが、僕はラグビーでプロップというポジションでした。
プロップというのは、スクラムの一番前なんですけどね。
このスクラムなんて、それこそ全身に力を入れていないとつぶれちゃうんです。
だからといって。毎回10秒程度で終わる訳じゃありません。
30秒くらいスクラムを組む時だってあります。
そんなときに、息を止めっぱなしでいることはできませんから、どこかで息はするんです。
でも、力は抜かない。
力を抜いたら押されちゃいますから。
ですから、息を止めないことが力を継続することだと体が覚えるんでしょうね。
上手く説明できなくて申し訳ないんですけど、あのときは無意識に力を抜かずに呼吸もしてました。

第3章:呼吸を止めるデメリット
瞬発系、特に100m走では、息を止めている間に全身の筋力をフルパワーで開放することが有効なんですが、筋トレではなぜ呼吸が大事なんでしょうか?
一つ言えるのは、競技のための筋トレではないということです。
僕らがやっている筋トレは何かの競技のためにやっているわけではありません。
100m走のための筋トレでもなければ、ウエイトリフティングのための筋トレでもありません。
競技であれば、本番のその瞬間に自分の最高のパフォーマンスを発揮しなければなりいません。
一瞬、無呼吸時に最大パワーを出せばいいというものじゃないんですね。
僕らがやっている筋トレは筋肉の成長が目的のはずです。
筋肉を成長させることで、ダイエットであったり、筋力の維持であったり、筋力アップを目指すためですから。
具体的にどういうことかと言うと、これは僕の感覚的な話でもあるんですが、「余計なところに力が入ると、本来かけたいところに効かない」ということがあると思うんです。
筋トレは狙った筋肉に負荷をかけることで成長を促すものですから、きっちりと狙いを定めないといけないんですね。
それなのに、息を止めて限界ギリギリみたいな状態で狙いが定まりますか?ってことなんです。
ストレッチでは呼吸を止めて余計な力が入り過ぎると逆効果にもなりますからね。
呼吸しながら動くことで、意識が内側に向き、効かせたい狙った筋肉への意識が高まるということなんです。
第4章:まずは基本通りにやる
だいたいの運動では「呼吸を止めない」ように行うようにと言われます。
もちろん筋トレもそうです。
これが「基本」なんですね。
なのに、やらない人が圧倒的に多い。
「あ、そうだった、忘れてた」とか「つい息をしちゃうんだよね」なんて言ってるんです。
初心者であればあるほど、「基本」が大事です。
まずは基本をしっかりと身に付けることが大事なんですね。
呼吸も基本中の基本ですから、忘れないようにしっかりと意識を集中させることが必要なんです。
師匠の言うことを聞かない弟子はいませんよね?
言うことを聞かないとすぐさま破門ですよ。
初心者という経験値の無い段階では、自己流のやり方なんて存在しないんです。
まずは基本を身に付けることが何より大切なんです。
僕もラグビーをやっていたときに、「こっちのほうがいいんじゃないの?」なんて自己流を試してみたりしましたが、何のことは無い、結局基本に戻っていったんです。
まだまだ、「破」でも「離」でもない「守」の段階だったということなんです。
師匠と弟子の関係のように、場合によっては何十年も師匠の言うことだけを聞くこともあるでしょうけど、筋トレはそこまではありません。
ほんの何カ月くらいで大丈夫だと思います。
ですから、たった何ヶ月の間は基本に忠実にやることです。
結局はそれが一番の近道だと気づく日が来ます。
第5章:まとめ
「呼吸」はトレーニングの基本中の基本です。
しかし、意識しないとすぐに息を止めてしまいます。
僕も経験してきました(笑)
「基本を守る」という当たり前のことがなかなか難しいものです。
ですが、それができるようになると成長の幅が広がります。
トレーニングだけじゃなく他のことにも大きな影響を与えることになるでしょう。
いっぺんにいくつものことをやるのは難しいものです。
ですから、まずは一つだけ。
次の筋トレでは「呼吸」だけ意識してみる、ことをやってみてください。
一つずつ積み上げていきましょう。
それでは、また!