
『気分が落ち込んだときにスッキリする筋トレメニュー』
こんにちは、よういちろうです。
人間って不思議だなあと思うことがあります。
昨日まで絶好調だったのに、なぜか今日は気分が乗らない、そんなことありませんか?
特にこれといった理由も見当たらないのに、なんだか気分が乗らない、そんな日です。
そんな日は何もしないでとっとと寝ちゃえばいいんでしょうけど・・・
そうもいかないんですよね。
仕事はもちろんですが、いろいろとやりたいこと、やらなくちゃいけないことがあるもんです。
スパッと気分の切り替えができればいいんですけどね。
何かいい方法って無いのかなあって考えていたら、あるじゃないですか、いい方法が!そうです、あるんですよいい方法が。
ということで、今回は「気分が落ち込んでいるときにスッキリする筋トレ」についてお話しします。
僕たちは誰しも、時には気分が落ち込むことがあります。
仕事のストレスや人間関係の悩み、単なる天候の変化でさえ、僕たちの気分に影響を与えることがあるのです。
そんなとき、多くの人は「動くのがおっくう」と感じがちですが、実は適切な運動こそが気分を上向かせる最も効果的な方法の一つなのです。
運動がメンタルヘルスに与える科学的効果
運動による神経伝達物質の変化
30分の中強度運動前後での主要な神経伝達物質レベルの変化(相対値)
- エンドルフィン
- セロトニン
- コルチゾール
※エンドルフィンとセロトニンは「幸せホルモン」、コルチゾールは「ストレスホルモン」
運動には単に体を鍛える以上の効果があります。
適度な運動を行うと、脳内では「幸せホルモン」とも呼ばれるエンドルフィンやセロトニンが分泌されます。
これらの神経伝達物質は自然な気分の高揚をもたらし、ストレスや不安を軽減する効果があります。
また、運動は体内のコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルを調整し、より良い睡眠をサポートします。
睡眠の質が向上することで、心の回復力も高まるのです。
気分が上がる筋トレの3つの特徴
気分を改善するのに特に効果的な筋トレには、以下の特徴があります:
- リズム感のある動き - 一定のリズムで行う運動は、心を落ち着かせる瞑想的な効果があります
- 全身を使う運動 - 大きな筋肉群を複数使うことで、より多くの「幸せホルモン」が放出されます
- 適度な強度 - あまりにもハードな運動は逆にストレスになる可能性があるため、「ややきつい」と感じる程度が理想的です
継続的な運動による気分の変化
週3回の30分運動を続けた場合の気分スコアの変化(0-100スケール)
※気分スコアは不安とうつの逆スコア(高いほど良好)
では、これらの要素を組み込んだ具体的なメニューを紹介します。
気分転換エクササイズメニュー(30分プログラム)
ウォームアップ(5分)
1. 深呼吸ストレッチ
- 足を肩幅に開いて立ち、両手を天井に向かって伸ばします
- 吸う息とともに背筋を伸ばし、吐く息とともに前屈します
- ゆっくりとしたテンポで5回繰り返します
2. 肩回し
- 両肩をゆっくりと前から後ろへ10回、後ろから前へ10回回します
- 首の緊張をほぐす効果があります
3. 軽いジョギング
- その場でのジョギングを1分間行います
- 徐々に膝を高く上げていき、体を温めます
メインワークアウト(20分)
1. ムードリフターサーキット(各エクササイズを30秒間行い、15秒の休憩を挟みます。このサーキットを3回繰り返しましょう)
① ジャンピングジャック
- 足を揃えて立ち、両腕を体の横に下ろします
- ジャンプしながら足を開き、同時に両腕を頭上で合わせます
- 再びジャンプして開始姿勢に戻ります
- リズミカルに繰り返すことで、心拍数を上げ、エネルギーを高めます
② スクワット
- 足を肩幅より少し広めに開いて立ちます
- お尻を後ろに引くようにしながら膝を曲げます(椅子に座るイメージ)
- 太ももが床と平行になるまで下げ、元の姿勢に戻ります
- 大きな筋肉を使うことで、多くのエンドルフィンが分泌されます
③ マウンテンクライマー
- プランクの姿勢から始めます(腕立て伏せの上の姿勢)
- 右膝を胸に向かって引き寄せ、素早く元に戻します
- 次に左膝を同様に引き寄せます
- リズミカルに交互に繰り返します
- コアを鍛えながら、心肺機能も向上させる全身運動です
④ シャドーボクシング
- ボクシングスタンスをとります(利き手の反対側の足を前に)
- ジャブ(前の手で突き)とクロス(後ろの手で突き)を交互に繰り出します
- 力強く呼吸を吐きながらパンチを繰り出すことで、ストレス発散効果が高まります
⑤ バーピージャンプ(簡易版)
- 立った状態から、しゃがみ、手を床につきます
- 両足を後ろに伸ばしてプランクの姿勢になります
- 再び両足を手元に引き寄せ、立ち上がります
- 余力があれば、立ち上がるときに小さくジャンプします
- 全身を使う代表的な運動で、短時間で大きな効果が得られます
2. マインドフル・ストレングス(各ポーズを30秒間キープします)
① 木のポーズ
- 片足で立ち、もう片方の足の裏を立っている足の内側につけます
- 両手を頭上に伸ばし、深く呼吸します
- バランスをとることに集中すると、自然と余計な思考が消えていきます
② ウォーリアーII
- 足を大きく開き、前足の膝を90度に曲げます
- 両腕を肩の高さで水平に伸ばします
- 前を見つめながら、力強さと安定感を感じます
- このポーズは自信と内なる強さを引き出します
③ プランクホールド
- うつ伏せから、肘と爪先で体を支えます
- 体をまっすぐに保ち、コアに力を入れます
- 呼吸を整えながら、自分の内側の強さに集中します
クールダウン(5分)
1. チャイルドポーズ
- 膝をついて座り、上半身を前に倒します
- 額を床につけ、両手を前に伸ばすか、体の横に置きます
- 深くゆっくりと呼吸を繰り返し、リラックスします
2. 仰向けツイスト
- 仰向けになり、両膝を胸に引き寄せます
- 膝を左右に倒し、背骨をやさしくねじります
- 各側30秒ずつキープします
- 背中の緊張を解きほぐし、内臓器官の働きも活性化します
3. シャバアーサナ(屍のポーズ)
- 仰向けに寝て、手足を自然に開きます
- 全身の力を抜き、呼吸に意識を向けます
- 2分間ほど静かに横たわります
- 運動の効果を体に定着させ、心を落ち着かせる大切な時間です
実践のためのヒント

1. 朝の時間帯がベスト 朝の運動は一日を通して気分を高く保つのに役立ちます。可能であれば、朝日を浴びながら行うとさらに効果的です。朝は難しい場合は、気分が落ち込みやすい時間帯の前に行うのも良いでしょう。
一日の中で最も効果的な運動時間帯
時間帯別の気分改善効果の割合(複数研究のメタ分析による)
※朝の運動は日内リズム調整と気分改善の両方に効果的
2. 音楽の力を借りる テンポの良い、あなたが元気になれる音楽をかけながら行うと、運動の効果が倍増します。あらかじめ「元気が出るプレイリスト」を用意しておくことをおすすめします。
3. 無理はしない 気分が落ち込んでいるときは、完璧を求めず、「何かをする」ことに意義があります。5分だけでも、1種目だけでも、体を動かすことが大切です。短い時間でも、何もしないよりずっと効果があります。
4. 継続が鍵 気分転換のための運動は、習慣にすることでさらに効果を発揮します。毎日無理なく続けられる範囲から始めましょう。
継続的な運動による気分の変化
週3回の30分運動を続けた場合の気分スコアの変化(0-100スケール)
※気分スコアは不安とうつの逆スコア(高いほど良好)
まとめ

気分が落ち込んだときこそ、体を動かすチャンスです。
運動は即効性のある自然な抗うつ剤であり、気分転換の強力なツールです。
このプログラムは、科学的に気分を向上させる要素を組み込んでいますが、最も重要なのは「楽しむこと」です。
無理なく、自分のペースで取り入れてみてください。
そして何より、運動後の爽快感と達成感を味わってください。
その感覚こそが、次回あなたを運動へと導いてくれるでしょう。
最後までお読みいただきどうもありがとうございます。
それではまた。
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